「生きた教材だ」大谷翔平との別れを覚悟 エ軍の同僚たちが語った二刀流スターへの想い「いなくなるのは寂しい」
どんな時もチームの中心にいた大谷。そんな偉才の離脱を仲間たちは惜しんでいる。(C)Getty Images
満身創痍の状態でのプレーは断念となった。現地9月16日、エンゼルスは大谷翔平を右わき腹痛のため負傷者リスト入りさせると発表。合わせて今季残り試合の欠場も決定した。
8月23日のレッズ戦で右肘の内側側副靱帯の損傷が発覚していた大谷。この時点で今季中の登板は見送る形となっていたが、打者としては出場を継続。奮闘を続けていた。
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しかし、予期せぬアクシデントが彼を襲う。今月4日のオリオールズ戦前に屋外で実施していた打撃練習中に右脇腹を痛めて離脱。そこから11試合連続で欠場。チームドクターと首脳陣と対話を重ねながら出場を模索したが、「(右脇腹は)大事な箇所なので、シャットダウンを選択した」(ペリー・ミナシアンGM談)。
この日のタイガース戦前に地元放送局『Bally Sports West』などの取材に応じたフィル・ネビン監督は「彼がやってきたことは特別。それはいつもみんなで話していた」と語った。指揮官がそう惜しんだようにエンゼルスを投打で支えてきた大谷の“完全離脱”は、チームメイトたちも惜しんでいる。
米紙『LA Times』の取材に応じたカルロス・エステベスは、「僕は彼に聞いたんだ。『なぁ、いったいどうしたんだ?』とね。そして彼は今誰もが知ったようなことを明かしてくれた」と大谷とのベンチ裏でのやり取りを告白。そして、こう続けた。
「ショウヘイは本気戻ってこようとしていた。僕は彼に言ったんだ。『君がやっていることを本当に尊敬する』って。彼が毎日より良くなろうとする努力は本当に素晴らしい。僕はこれからも彼を尊敬し続ける。それは変わらないよ」
また、クラブハウスのロッカーが隣同士だったパトリック・サンドバルもしみじみと想いを馳せている。15日に整理された大谷の私物を見たという26歳の左腕は「ショウヘイの持ち物がなくなっているのは不思議な感じがする。ただただ、彼がいなくなるのは寂しいね」と吐露。そして、偉大な盟友への本音を口にした。
「彼が成長し、一流の選手になっていくのを見られたのは一種の光栄だった。彼はいつだってフレンドリーで、いつも僕と野球の話をしていた。まさに生きる教材だ。とにかく良い友人だよ」
周知の通り、大谷は今オフにFA(フリーエージェント)となる。チームメイトたちの言葉からは、もう近くにいなくなるという別れの想いも滲んだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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