大谷翔平 第2打席は申告敬遠 第1打席は大ブーイング受ける中で右前打
2025年5月11日(日)9時44分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—ダイヤモンドバックス(2025年5月10日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で右前打を放ち、今季最長を更新する8試合連続安打とした。第2打席は四球を選んだ。
第1打席は右腕バーンズとの対戦。前日決勝3ランを放つ活躍を見せた大谷が打席に向かうと敵地ファンから大ブーイングを受けた。しかし、大谷は臆することなく1ボールから2球目の内角低めカットボールを強振。109.5マイル(約176.2キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破った。しかし、ベッツが遊ゴロ併殺打、フリーマンが二ゴロに倒れ、先制点は奪えなかった。
第2打席は0—0の3回2死一塁。ボールが2球続いたところで右腕バーンズが一塁へけん制球。この時にボークを犯したとして一塁走者のキム・ヘソンが二塁へ進んだ。続く3球目もボールとなったことで相手ベンチは申告敬遠を選択した。続くベッツは中飛に倒れ、またしても好機を生かせなかった。
9日のダイヤモンドバックス戦では、11—11の9回に2試合連発となる決勝3ランを放ち、両リーグトップタイの12号をマーク。米データ分析サイト「オプタ・スタッツ」によれば「先制→逆転を許し2点以上リードされ→再逆転して5点以上リード→再逆転され3点差以上つけられ→再々逆転し3点リードした」のは1901年以降125年の近代野球史上初という歴史的シーソーゲームに決着をつけた。
試合前には本塁打数で並んでいたヤンキース・ジャッジがアスレチックス戦で2本塁打して両リーグ単独トップとなる14本塁打。4月までは7本塁打だったが、5月の過去8試合で6本塁打と量産態勢に入っており、昨季それぞれ両リーグで本塁打王を獲得した2人を中心にした激しいデッドヒートが繰り広げられている。