二刀流復帰を目指す大谷翔平、ブルペンで35球…ロバーツ監督やGMら見守る中「試合想定」の形式で

2025年5月11日(日)9時16分 読売新聞

ブルペンで投球練習を行う大谷翔平(5月10日、チェース・フィールドで)=帯津智昭撮影

 【フェニックス(米アリゾナ州)=帯津智昭】2季ぶりに投打の二刀流復帰を目指す米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦前にブルペンでの投球練習に臨んだ。試合を想定して途中に約5分間の休憩を挟む形式で初めて行い、計35球を投げ込んだ。また一つ、復帰に向けた段階を進んだ。試合には1番指名打者で先発メンバーに名を連ねた。

 前夜の試合で2戦連発となる決勝の12号3ランを放ち、14—11の勝利に貢献した大谷。その時点では本塁打ランキングで両リーグトップタイに立った強打者が、翌日の午後には投手の練習に臨んだ。

 ロバーツ監督やゴームズ・ゼネラルマネジャー(GM)、プライアー投手コーチらが見守る中、直球とツーシーム、カットボール、スプリットを投げ込んだ。ロバーツ監督は「今日は良い一日だった」と評価。休憩を挟む形式については「とても重要で、本番を想定した調整になる。5〜7分の休憩後にどう反応するかを見ることができる」と説明した。今後の見通しに関しては「次のステップは未定だ。慎重に進めている」とした。

 大谷は2023年9月に2度目の右肘手術を行い、昨季は打者に専念。右肘のリハビリを進め、昨年8月にブルペン入りするなど順調に回復し、今季からの投手復帰を目指した。ただ、昨年10月のワールドシリーズで左肩を脱臼し、11月に手術。今年2月のキャンプではブルペンに入ったが、左肩の回復具合を考慮して調整のペースを落とした。約1か月間、中断していたブルペンでの投球練習を3月末に再開した後は、徐々に球数を増やしている。

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