大谷翔平落選へ不満の声やまず MVP、サイ・ヤング賞の投票結果が米メディアで物議「決断を苦々しく思っている人もいる」【2022回顧録】
(C)Getty Images
2022年にスポーツ界で起こった印象的な出来事を『CoCoKARAnext』のヒット記事で振り返るこの企画。今回取り上げるのは、大谷翔平の今季の活躍に関するトピックだ。メジャー史上初の「投打規定W到達」をはじめとする偉業を達成しながらもMVP受賞を逃したことに、現地アメリカでも不満の声が挙がった。記事初掲載:2022年11月20日
◆ ◆ ◆
メジャーリーグでは、2022年シーズンMVPが発表されたことで、全てのタイトルや表彰が決定となった。2年連続でのア・リーグMVPが期待されたエンゼルスの大谷翔平だったが、今季の受賞はならなかった。また、大谷はサイ・ヤング賞でも、メジャーで初めての得票となり、ア・リーグで4位という結果に終わっている。
今季も投打でシーズンを通してプレー。メジャーで自身初の規定投球回に到達し白星も15個に上った。まさに前人未到の成績を残してきており、主だったタイトルや表彰は無かったものの、今季も様々な話題の中心となった。
【関連記事】SB プロテクト漏れはあの大物右腕か 近藤のFA人的補償で注目される「線上の選手」
それゆえ、MVP、サイ・ヤング賞を逃すこととなった現在も、その結果を論じるトピックが米国内でも溢れている。
スポーツメディア『Sportskeeda』では、「アメリカン・リーグMVPが発表された後も、アーロン・ジャッジーショウヘイ・オオタニ論争は続いている。2022年にどちらの選手がより価値があったかということで、野球界は二極化しているようだ。熱心なオオタニファンの中には、この決断をいまだに苦々しく思っている人たちがいる」と伝えている。その上で、米国内でポッドキャストによりエンゼルスの情報を発信するジャレッド・キャラビス氏による「オオタニは2度目のMVPのタイトルを奪われたのだ」との見解を紹介しており、「多くのアナリストや業界関係者は、オオタニは唯一無二の才能の持ち主であると信じているのだ」と指摘した。
また『FanNation』ではサイ・ヤング賞について言及しており「オオタニは1位票を得られず4位に終わった。2022年シーズン、圧倒的な強さを見せたオオタニは最終候補者3人のうちの1人に選ばれてもおかしくないと多くの人が考えていた」と述べている。
一方で「オオタニはもっと上位に入るべきだったが、4位という成績は彼がシーズンを通して見せた圧倒的な強さから何かを奪うものではない。サイ・ヤング賞で4位、MVPで2位という成績は、どのシーズンでも素晴らしいものだ」として、今季の活躍を称えた。
同メディアでは「今、オオタニにできることは、来シーズン、彼がMLB最高の選手である理由を再び証明しに行くことだ」とも綴っている。そのメッセージの通り、来季もこれまで以上に大谷の投打での躍動がみられることを期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「サイ・ヤング賞」をもっと詳しく
「サイ・ヤング賞」のニュース
-
ところでバウアーは?気になるサイ・ヤング賞右腕の開幕までの道すじは3月5日17時22分
-
MLB公式サイトが千賀滉大&山本由伸をサイ・ヤング賞候補に選出!ルーキー山本には「ドジャースは受賞に値すると知っている」と評価2月14日16時30分
-
大谷翔平が去ったエンゼルスは今オフも大物選手獲得“なし”か サイ・ヤング賞左腕のスネルを「熱心に追いかけていない」と米報道1月17日6時30分
-
サイ・ヤング賞7度の“レジェンド右腕”が山本由伸を高評価「自分のスプリッターを思い出させる」 地元メディアも称賛「破壊的なものだ」1月2日15時0分
-
山本由伸の移籍先は「3球団に絞られる」と米メディア サイ・ヤング賞左腕を超える超大型契約も予想12月4日11時59分
-
サイ・ヤング賞候補予想に大谷翔平の名も イニング・登板数で不利の声も「テーブルの一角を占めるに値する」8月23日17時59分
-
10勝&150奪三振到達の千賀滉大に米メディア「サイ・ヤング賞の候補者として話題になり始めている」8月21日15時53分
-
DeNA交流戦初優勝!リーグ戦再開後にもつながる「3つの好材料」6月21日11時40分
-
大谷翔平は“前人未到”のサイ・ヤング賞を獲れるのか?米メディアが指摘した「最大の欠点」とは6月3日6時10分
-
「サイ・ヤング賞取ったから何でも許されるわけではない」 バウアーを取り巻くチーム内の「冷めた空気」を球界OBが危惧する理由5月17日11時38分
スポーツニュースランキング
-
1大谷翔平が“史上5人目の快挙”へ! 第1打席に左前打で4試合連続安打 打率「.350」維持なら歴史的記録を達成 ココカラネクスト
-
2球場騒然! 大谷翔平、まさかの走塁で“異変”が起きた…!? 相手野手のリアクションが話題に 「笑うしかない」「本当に実在するのか?w」 ABEMA TIMES
-
3清水ルーカス・ブラガが今夏移籍?サントスから3億円超で完全獲得の可能性も FOOTBALL TRIBE
-
4大谷翔平 パワーピッチャーでの二刀流復活「諦めない」 肘への負担は「ある程度割り切って」 スポーツ報知
-
5ドジャース・大谷翔平 ダブルヘッダー2戦目はベンチ待機予定 完全休養案も ロバーツ監督明かす スポーツニッポン