2024年型F1マシン、約半数のチームが新車発表日を決定。アルピーヌはWECプロトタイプと同時公開か

　バーレーンでのプレシーズンテスト開始まであと7週間あまりとなったが、F1チームの約半数はすでに2024年型マシンの発表日を決定している。一方、もう半分のチームは新型マシンや新しいカラーリングをファンとメディアに初めて公開する時期を発表していない。

　この新車発表、かつては豪華な会場や一般公開など非常に華やかなお披露目会も行われていたが、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）がすべての人々の行動を制限した2年間、新車のローンチに限れば2021年と2022年シーズンに状況が一変。昨季2023年はフェラーリだけが一般公開を実施した。

　それでも『SF-23』を見るため、そしてシャルル・ルクレールとカルロス・サインツによるシェイクダウンを見るためにフィオラノ・テストコースには入れたのは選ばれた500人のファンだけだった。

　イタリアのチームは、2月13日（火）にマラネロで開催されるセレモニーとともに、2024年型の新車を披露することをふたたび決定した。ローンチプログラムはまだ発表されていないが、フェラーリは2023年に行ったのと同じ方法で新型マシンのシェイクダウンを実施する予定だ。

　その1週間前にはウイリアムズと新たにステークF1チームと名付けられたザウバーの2チームが、2月5日（月）に新車発表を行うことが明らかにされており、スイスのチームは新型マシン『C44』のローンチをイギリスのロンドンで実施するとしている。一方のウイリアムズは前年と同様に、新車発表のみを行う見込みだ。

　アルピーヌは2024年型F1マシン『A524』のローンチと、WEC世界耐久選手権の“最高峰”ハイパーカークラスに投入する新型LMDhカー『A424』の新しいリバリーのプレゼンテーションを同じイベントで行うことを決定した。これは以前より決定している計画から変更されていなければ2月7日（水）に実施されるはずだ。

　最近『AMR24』の公開日を明らかにしたアストンマーティンは、2024年型モデルを2月12日（月）にイギリス・シルバーストンで公開する予定だが、ファクトリーで新車発表のみが行われるのか、それともAMR24のお披露目とシェイクダウンが組み合わされるのかは知らされていない。

　また、シルバーストンではメルセデスの『W15』が発表される可能性が高いと考えられている。このクルマはいつ、どこで、どのようにファンやメディアに公開されるのかが明らかにされていないドイツのチームとレッドブル、マクラーレン、新名称がいまだ発表されないアルファタウリ、そしてハースの計5台のうちのひとつだ。

■2024年型F1新車発表日（1月6日時点）