メルセデスF1代表「2020年は3チームのどこが勝ってもおかしくない」フェラーリ&レッドブルとの大接戦を覚悟

2020年1月7日(火)7時5分 AUTOSPORT web

 メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、2020年はタイトル7連覇を狙う彼らにとってここ数年で最も難しいシーズンになると考えている。


 2019年、メルセデスは苦しいレースを経験しつつも、最終的にはコンストラクターズ選手権で2位のフェラーリに235点の差をつけてチャンピオンとなった。ドライバーズ選手権はルイス・ハミルトンが制し、チームは6年連続でのダブルタイトル獲得を果たした。


 しかしウォルフは2020年にはライバルのフェラーリとレッドブル・ホンダがさらに力をつけて挑んでくると予想しており、再び栄光をつかむのは簡単ではないと考えている。


「現段階で優勝する力があり、状況が整えばタイトルを獲る力があるだろうチームが3チーム存在する」とウォルフはFormula1.comのインタビューで語った。


「2020年にはもはやひとつのチームが10勝や12勝するようなことはないだろう。今までよりはるかに熾烈なシーズンになるはずだ」


「我々としては弱点を最大限に修正し、優れたパフォーマンスを発揮するため、全力を尽くしていくつもりだ」

2019年F1第20戦ブラジルGP ポジションを争うアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

 ウォルフは、2020年には中団チームが上位グループとの差を縮めてくるとも考えており、特にマクラーレンに注目しているという。過去数年低迷してきたマクラーレンだが、2019年に復調し、ランキング4位を獲得した。


「マクラーレンは上位にぐっと近づいてきた。他のどのチームよりも大きく改善したと思う」とウォルフ。
「彼らは2020年には上位で戦える位置、あるいはそれに近い位置まで来ると、私は考えている」


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