大谷&山本獲得のドジャースから学ぶべき「3つの教訓」をカージナルス地元メディアが指摘

2024年1月7日(日)10時0分 ココカラネクスト

大谷と山本の獲得はMLB各球団にとっても衝撃だっただろう(C)Getty Images

 大谷翔平と山本由伸という日本人スター両獲りの影響は、やはり大きいようだ。

 カージナルス専門メディア『Redbird Rants』は「カージナルスがドジャースから学べる3つの教訓」と題して記事を配信。「ドジャースの最近の動きから、カージナルスがワールドシリーズ進出の可能性を高めるために学べることがいくつかある」と指摘した。

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 今オフにドジャースは大谷翔平、山本由伸の日本人スター2人を獲得したが、この動きから同メディアは1つ目の教訓として「国際的な人材はもはや『費用対効果』が高い選択肢ではない」と記載した。「メジャーリーグで1イニングも投げたことのないヨシノブ・ヤマモトが、12年3億2500万ドルという投手としては史上最長、最高額の契約を結んだ。NPBで堅実なキャリアを積んできたショウタ・イマナガも、8000万ドル以上の契約を結ぶと見られており、日本のリーグ平均以上の投手にとっては、非常に高額な契約だ」と今オフで起こっている“日本人選手バブル”に驚き、NPBからの選手は安価で獲得できるというかつての考えはなくなったという見解を示した。

 2つ目の教訓には、ドジャースの投手育成力を指摘。「ドジャースの先発ローテーションが長年好調なのは、クレイトン・カーショー、ウォーカー・ビューラー、フリオ・ウリアスなど、潜在能力をフルに発揮する先発投手を輩出できる能力があるからだ。タイラー・アンダーソンやアンドリュー・ヒーニーのように、苦しんでいる先発投手を獲得してオールスター級の選手に育て上げる能力もコストを低く抑えるのに役立っている」と高く評価。一方で、カージナルスは先発ローテーションの投手のほとんどがFAで獲得した選手であることを指摘し、「ファームシステムに豊富な若い先発投手の才能を無駄にさせてはならない。何人かは必ずMLBのトップレベルの先発投手になれるだろうが、カージナルスは投手育成を修正する必要がある」と主張した。

 同メディアは3つ目の教訓として「もしカージナルスがヤマモトに狙いを定めていたのなら、12年で3億2500万ドルはあまりにも大きな契約であるためほぼ間違いなく逃していただろう」とFA市場で目玉選手の獲得に動くべきではないと指摘。カージナルスは今オフにソニー・グレイ、カイル・ギブソン、ランス・リンなどベテラン3投手の獲得に成功したが、「ヤマモトの獲得に本腰を入れれば、グレイ、ギブソン、リンの獲得にも影響があったかもしれない。彼らへの出費がかさむか、完全に逃していただろうし、カージナルスは早めに動いたことにより安い価格で十分なイニングを消費できる投手を複数獲得した」と記載し、今オフの大谷や山本のような争奪戦に参戦するべきではないという見解を示した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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