西川龍馬が抜けた穴をどう組み立てるか 広島の開幕予想オーダー 高木豊氏が期待する「育てなきゃいけない選手」とは

2024年1月9日(火)12時16分 ココカラネクスト

高木豊氏

 2月のキャンプインからいよいよ球春到来となる。来るべきシーズンの戦いはどのような形になるのか。昨年ともに前年度下位からリーグ2位にジャンプアップしたのは新井貴浩監督率いる広島と「ミラクルロッテ」も話題になった吉井理人監督率いるロッテの2球団。ともに前向きにナインの背中を押す采配も好感を集めた。両球団の開幕予想オーダーに関して球界内からは様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は1月8日に「【開幕オーダー予想】広島の4番は末包に任せたい!西川の穴は〇〇を抜擢!ロッテは中村奨吾をサードで起用!広島・ロッテの開幕オーダーについて語ります!」と題した動画を更新。両球団の開幕予想オーダーについて触れている。

【動画】【開幕オーダー予想】広島の4番は末包に任せたい!西川の穴は〇〇を抜擢!ロッテは中村奨吾をサードで起用!広島・ロッテの開幕オーダーについて語ります!

 広島は新外国人について実力が未知数のため、現時点でオーダーは日本人選手限定で組んだとした。

 まず「1番セカンド」には菊池涼介を指名。「2番ライト」には野間峻祥とした。野間に関しては出塁率をしっかり考慮した上でカウント別にボールの見極めができていることも大きいとした。そのことによって「状況によって変えられる、2番(打者)の適性が育ってきている」と見る。

 クリーンアップに入って、3番には遊撃・小園海斗を指名。昨秋のアジアシリーズでも躍動した姿を見せた若き遊撃手に関して高木氏も「小園は広島を背負っていける選手だから」と高い期待を示した上で、3番を任せて主力としての責任感も担うのがベターとした。

 4番ファーストには末包昇大を指名。外野手登録ではありながら、外野手は飽和状態になっているとしながら、昨年大器の片りんを示した右の大砲候補の名前をあげた。

 末包に関しては新井貴浩監督もシーズン途中から「(打撃を)つかんだ」といじりも話題になったが、シーズン後半は巨人キラーぶりも発揮、シーズン2年目は65試合で打率・273、11本塁打をマーク。チーム待望の4番候補としてさらなる覚醒が期待されている。

 高木氏は末包に関して「ずっと4番でカープは苦しんでいるからそろそろ誰かを育てなきゃいけない」としながら、新井監督ならたとえ打てなくても我慢の起用を続けるだろうという見方も示した。

 その後は「5番キャッチャー・坂倉将吾」「6番センター・秋山翔吾」と予想を続け、「7番レフト」にはFA移籍した西川龍馬の穴を埋める存在として、田村俊介外野手の名前をあげた。

 同氏は田村に関して「将来的には小園と2人でチームを引っ張っていく資質がある」と高く評価。今季プロ3年目を迎える若きロマン砲に期待をかけていた。

 その後は「8番サード・上本崇司」として、開幕投手には森下暢仁の名前をあげた。2023シーズンは20試合に先発登板し、9勝6敗、防御率3・01。昨年開幕は手術の影響もあり出遅れたが、今季の開幕は万全の状態で迎えられるとした上で「森下がそろそろエースと言われなければならないし、それだけの風格もある」とした。ここまで5年連続開幕投手は大瀬良大地が務めているが、大役を任せられるかが注目となりそうだ。

 動画内では同じくロッテの開幕オーダーについて触れている。

 昨年、新井監督率就任1年目の広島は勢いのある戦いぶりでペナントレースを盛り上げた。迎える2024シーズン、新井監督のタクトとともに投打ともにどんな新戦力が現れるかも楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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