トヨタ、新型『ノア』『ヴォクシー』を発売。TNGA採用で上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現

2022年1月13日(木)15時34分 AUTOSPORT web

 1月13日、トヨタ自動車はミニバンの『ノア』ならびに『ヴォクシー』のフルモデルチェンジを実施し、同日より販売を開始した。


 2001年11月に発売されたノアとヴォクシーは、乗り降りしやすいスライドドア、多くの人や荷物を乗せられる広く快適な室内空間など、ミニバンならではのうれしさを徹底して追求したコンパクトキャブワゴンとして開発され、現在でもファミリーを中心とした多くのユーザーに支持されている。


 今回発表された4代目となる新型モデルは、みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる『より快適に』『より便利に』『より安心な』ミニバンとして誕生した。


 プラットフォームにはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)のGA-Cプラットフォームが採用され、軽量でありながらバランスの取れた高剛性ボディに進化し、ミニバンの車高の高さを感じさせない上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現。


 前後のサスペンションジオメトリーは高剛性ボディに対して最適化が行われ、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにはトーションビーム式が採用され、サスペンションのしなやかな動きと接地感あるフラットな走りが追求された。

ノアとヴォクシーのハイブリッドシステム・シャシー


 そんなボディに組み合わされる1.8L直列4気筒DOHCエンジン(2ZR-FXE)には、すべての電動モジュールが刷新された新世代”パラレルハイブリッド”システムが搭載される。この新世代ハイブリッドシステムは、モーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化により、クラストップレベルの23.4km/L(WLTC走行モード)という走行燃費を達成しているとのことだ。


 さらに1.8Lモデルには、最新ハイブリッド技術を継承した新型“E-Four”採用グレードも用意され、モーター出力向上により4WD作動領域や後輪へのトルク配分を拡大。コーナリング中の前後輪トルク配分を最適に制御し、操縦安定性を高めたほか、後輪のトルクを上げたことで、降雪時や雨天時における登坂発進時の安心感が向上している。


 また、2.0Lダイナミックフォースエンジンにダイレクト・シフトCVTが組み合わされたガソリンモデルは、力強くダイレクトな走りと、ガソリン車としてもクラストップレベルの15.1km/L(WLTC走行モード)という燃費を実現。ダイレクト・シフトCVTにはマニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルが設定され、4WDモデルには、車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分する“ダイナミックトルクコントロール4WD”が採用されている。


 エクステリアは歴代モデルで追求されてきた、室内空間の最大化と力強いハコ(箱)らしさを継承深化し、ノアでは『堂々・モダン・上質』と『王道・アグレッシブ』のふたつをキーワードに、ヴォクシーは『先鋭・独創』をキーワードとして、特長をより際立たせた個性的な3つの世界観でデザインされた。

トヨタ・ノアS-Z(ホワイトパールクリスタルシャイン/フロント)
トヨタ・ノアS-Z(ホワイトパールクリスタルシャイン/リヤ)
トヨタ・ヴォクシーS-Z(マッシブグレー/フロント)
トヨタ・ヴォクシーS-Z(マッシブグレー/リヤ)


 広く快適なインテリアはボディ骨格の最適化により、従来型比+75mmというCピラー間距離を実現し、1405mmの室内高と相まって、開放感ある室内空間を創出。また後席への乗降性向上として、パワースライドドア装着車に『ユニバーサルステップ』(助手席側)が設定され、子供から高齢者まで乗り降りしやすいように配慮されている。


 安全・安心装備にはトヨタセーフティセンスやトヨタチームメイトなど、最新の先進装備が採用された新型ノアとヴォクシー。価格はノアが267〜389万円となり、ヴォクシーは309〜396万円(どちらも消費税込み)となっている。両モデルのさらなる詳細については以下のトヨタ公式ホームページまで。
・ノア(https://toyota.jp/noah/
・ヴォクシー(https://toyota.jp/voxy/

トヨタ・ノアS-Zのインテリア(内装色 : ブラック)
トヨタ・ノアS-Zのインテリア(内装色 : ブラック)
センターピラーのロングアシストグリップとユニバーサルステップ
トヨタ・ヴォクシーS-Zのインテリア(内装色 : ブラック)

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