韓国に鳴り物入りで入団の元西武助っ人砲に地元メディアも脚光「練習態度も誠実で、日本野球も経験している」

2024年1月14日(日)18時0分 ココカラネクスト

エンゼルスでは大谷ともプレーしたマキノン。韓国移籍を決めた彼には注目が集まっている。(C)Getty Images

 日本から世界へ——。NPBを彩った助っ人たちが海を越えて脚光を浴びている。現地時間1月12日に韓国メディア『OSEN』は、昨年12月にKBO(韓国プロ野球)リーグのサムスン・ライオンズに入団した、元西武の助っ人デビッド・マキノンに期待を寄せた。

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 昨季に鳴り物入りで西武入りをしたマキノンは127試合に出場し、打率こそ.259ながら、チーム2位の15本塁打と50打点をマーク。さらに一塁の守備では、リーグトップとなるUZR6.5を記録。献身的なプレーで名門を支えた。

 現在29歳と伸びしろもある助っ人砲は、名門サムスンと契約金10万ドル(約1450万円)、年俸90万ドル(約1億3050万円)の契約を締結した。

 そんな韓国球界で心機一転を図ろうとしているマキノンには、地元メディアも強い関心を寄せる。『OSEN』は「日本で活躍した外国人スラッガーによるKBOリーグ進出が増えるなか、マキノンが韓国で定着できるかが注目されている」とし、球界関係者によるコメントを紹介している。

「マキノンは先見性が良くて、コンタクト能力に優れた中長距離タイプの右打者だ。さらに1塁と3塁の守備が安定してできるという利点もある。練習態度も誠実で、日本での野球経験もあって韓国に馴染むのは時間を必要としないはずだ」

 もっとも、懸念材料がゼロというわけではない。同メディアは昨年に西武からハンファに加入するも、わずか5か月で退団を余儀なくされたブライアン・オグレディを引き合いに出し、「彼は日本からやってきたが、韓国には全く馴染めなかった。ボロボロの成績に終始し、早々と解雇通知を受けた」と強調。マキノンにも同様の可能性が含まれているとした。

 無論、助っ人選手が「当たるかどうか」はシーズン開幕まで不透明なもの。果たして、マキノンは、期待以上の働きを見せられるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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