【阪神】前川右京が宣言「高卒4年目の覚醒」へ「そうなっていかないと」近年では巨人・岡本和真ら
2025年1月18日(土)5時0分 スポーツ報知
自主トレを公開した阪神・前川右京(手前)と中日・岡林勇希(中央)西武・村田怜音
阪神・前川右京外野手が17日、「高卒4年目の覚醒」を掲げた。三重・津市内で中日・岡林らと行う自主トレを公開。若きホープは球界の大打者たちが歩んできた高卒4年目の飛躍を思い描いた。近年では巨人・岡本、カブス・鈴木、ヤクルト・山田らが該当し「そうなっていかないといけない」と断言。珍しく強調し、言い切ったところに強い覚悟がにじみ出た。
岡林とは5日に放送された読売テレビ「超プロ野球 ULTRA」で共演した際に合同自主トレを約束。3年連続ゴールデン・グラブ賞の名手から学ぶ貴重な機会を手に入れた。昨季は途中交代が64試合。守備固めでベンチに下がる場面もあり、守備力強化は今オフの最重要テーマだ。早速、アドバイスを実践し「スムーズに打球の落下地点まで動けている」と、すでに手応えも感じている。
昨季は自身初の1軍完走を果たしたが、規定打席に未到達。「長くグラウンドで試合に出たい。打つのは当然で、プラスアルファで守備もしっかりしたい」。途中交代を減らせば、かねて掲げる20本塁打到達の可能性が上がることにもなる。
今オフは増量にも踏み切り、体重は3キロ増の91キロ。打撃面は大きなモデルチェンジはなく、上半身と下半身のバランスが整ったことで引っ張った長打増をもくろむ。「昨年は出させてもらったが、今年(打撃成績が)落ちたら全く意味がない。昨年以上に今年が大事」。勝負の一年。自身に言い聞かせるように、覚悟を決めた。