16年間で約1537億円! モウリーニョが獲得した選手たちからベスト11を選出

2018年1月29日(月)17時44分 サッカーキング

モウリーニョ監督が獲得を要請した選手たち [写真]=Getty Images

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 ジョゼ・モウリーニョ監督は、ポルトから現在所属しているマンチェスター・Uまでの16年間で、約10億ポンド(約1537億円)もの大金を使い、95人もの選手獲得を要請してきた。そこでイギリスメディア『ミラー』が、95人の中から「モウリーニョのベストイレブン」と題し、ベストメンバーを紹介している。

■GK ディエゴ・ロペス(2013−14シーズン:セビージャ→レアル・マドリード)
移籍金:320万ポンド(約5億円)

 モウリーニョ監督がこれまで獲得したGKは3人しかいない。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表アスミル・ベゴヴィッチ(15年:ストーク→チェルシー)、元オーストラリア代表マーク・シュウォーツァー(13年:フルアム→チェルシー)、そしてロペスだ。当時レアル・マドリードの守護神であった元スペイン代表イケル・カシージャスの後釜として獲得し、在籍した2年間で公式戦62試合に出場した。なお、チェルシー時代にともに戦った元チェコ代表GKペトル・チェフの獲得を要請したのは、クラウディオ・ラニエリ元監督である。

■DF ルシオ(2009−10シーズン:バイエルン→インテル)
移籍金:680万ポンド(約10億円)

 もっとも成果を上げた移籍の中の一つ。当時31歳のルシオは初挑戦のセリエAで完璧に順応し、リーグ優勝、コッパ・イタリア制覇、チャンピオンズリーグ(CL)優勝の3冠達成に大きく貢献した。

■DF リカルド・カルヴァーリョ(2004−05シーズン:ポルト→チェルシー)
移籍金:1980万ポンド(約30億円)

 2004年にチェルシーの監督に就任したモウリーニョ監督にとって、ともにポルトでCL制覇を成し遂げたカルヴァーリョは、イングランドで初めて獲得した選手だった。チェルシーで3度のプレミアリーグ制覇に貢献し、リーグカップタイトルも2度手に入れた。

■DF エリック・バイリー(2016−17シーズン:ビジャレアル→マンチェスター・U)
移籍金:3000万ポンド(約46億円)

 ケガもあり、1年目からフル稼働とはいかなかったものの、試合に出ればしっかりモウリーニョ監督の期待に応えてみせた。今シーズンもリーグ初戦から第6節まで順調だったが、第11節を最後に再び負傷離脱してしまった。モウリーニョ監督は首を長くして復帰を待ち望んでいる。

■DF アシュリー・コール(2006−07シーズン:アーセナル→チェルシー)
移籍金:500万ポンド(約7億7000万円)+ウィリアム・ギャラス

 モウリーニョ監督にとって素晴らしい移籍となった。同じロンドンのライバルから獲得したA・コールは幾度となく自らの才能を証明し、世界ナンバーワン左サイドバックの地位を確立させた。

■MF マイケル・エッシェン(2005−06シーズン:リヨン→チェルシー)
移籍金:2440万ポンド(約37億円)

 エッシェンは当時、もっとも高価なアフリカ人選手となった。しかし、移籍初年度にプレミアリーグを制覇して、イングランドで累計168試合出場17ゴール10アシストを記録。元イングランド代表MFフランク・ランパードとともにチェルシーの中盤を司り、移籍金以上の活躍を披露した。

■MF ヴェスレイ・スナイデル(2009−10シーズン:レアル・マドリード→インテル)
移籍金:1550万ポンド(約23億8000万円)

 スナイデルのキャリアハイはインテルだった。ルシオと同じく、移籍1年目でCL制覇を含む「トレブル(3冠)」に貢献。2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会ではオランダを準優勝に導き、その年のFIFAバロンドール獲得の最有力候補者の1人であった。

■MF ルカ・モドリッチ(2012−13シーズン:トッテナム→レアル・マドリード)
移籍金:3300万ポンド(約50億7000万円)

 レアル・マドリードで迎えた最初のシーズンは格別良い1年ではなかったけれど、今では本拠地サンティアゴ・ベルナベウのファンを魅了している。CL2連覇の立役者となり、レアル・マドリードで一番代えの効かない選手にまで成長した。

■FW ディディエ・ドログバ(2004−05シーズン:マルセイユ→チェルシー)
移籍金:2400万ポンド(約36億9000万円)

 ドログバの貢献度は記録を見れば十分である。所属した8シーズンで157ゴールをマーク。リーグ優勝4度、FAカップ優勝4度、リーグカップ優勝3度、コミュニティーシールド優勝2度だけではなく、クラブの悲願だったCL優勝も自身の足でもたらした。

■FW サミュエル・エトオ(2009−10シーズン:バルセロナ→インテル)
移籍金:なし(ズラタン・イブラヒモヴィッチとトレード)

 イブラヒモヴィッチの放出は当初、ファンから望まれた者ではなかったが、5700万ポンド(約87億円)にエトオを加えたオファーを受け取って拒否する理由はなかった。ルシオ、スナイデルとともにインテルで栄光を手に入れると、所属した2シーズンで公式戦79試合43ゴールをマークした。

■FW アレクシス・サンチェス(2017−18シーズン:アーセナル→マンチェスター・U)
移籍金:なし(ヘンリク・ムヒタリアンとトレード)

 モウリーニョ監督の“最新作”がサンチェスである。アーセナルで通算165試合出場80ゴールを記録し、エースとしてチームを率いていた。デビュー戦となった26日のFAカップ4回戦では、早速2アシストをマークしてモウリーニョ監督を納得させた。

 以下、同メディアが発表したモウリーニョ監督のベストイレブンと控えメンバー。

▼GK
ディエゴ・ロペス

▼DF
ルシオ
リカルド・カルヴァーリョ
エリック・バイリー
アシュリー・コール

▼MF
マイケル・エッシェン
ヴェスレイ・スナイデル
ルカ・モドリッチ

▼FW
ディディエ・ドログバ
サミュエル・エトオ
アレクシス・サンチェス

▽控えメンバー
アスミル・ベゴヴィッチ(15−16:ストーク→チェルシー)
メスト・エジル(10−11:ブレーメン→レアル・マドリード)
サミ・ケディラ(10−11:シュトゥットガルト→レアル・マドリード)
ミヒャエル・バラック(06−07:バイエルン→チェルシー)
アンヘル・ディ・マリア(10−11:ベンフィカ→レアル・マドリード)
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(16−17:パリ・サンジェルマン→マンチェスター・U)
ロメル・ルカク(17−18:エヴァートン→マンチェスター・U)

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