CLへの生き残りをかけた大一番へ…20戦無敗の“難敵”迎え撃つペップ「チャンスであり、挑戦だ」

　マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、勝利必至の大一番に向けた意気込みを語った。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
　
　2シーズンぶりの欧州制覇を目指すマンチェスター・シティが崖っぷちに立たされている。大会フォーマットが大幅に変更されたチャンピオンズリーグ（CL）はリーグフェーズ第7節までを終え、リヴァプールとバルセロナがベスト16進出を決めたほか、16チームがプレーオフ進出圏内を確定させた。しかし、マンチェスター・シティはここまで勝ち点「8」の獲得に留まり、プレーオフ進出圏外の25位に低迷している。

　マンチェスター・シティが決勝トーナメントプレーオフ進出圏内へ浮上するためには、現地時間29日に行われるリーグフェーズ最終節に勝利することが絶対条件となっている。そんな重要な一戦で本拠地『エティハド・スタジアム』に迎えるのは、ベルギーの名門クラブ・ブルッヘ。CLリーグフェーズでは20位につけており、直近では公式戦20試合負けなしと好調を維持している。

　大一番を翌日に控えたグアルディオラ監督は、クラブ・ブルッヘの印象について「厳しい試合になるだろう。20試合も負けていないのは、彼らが強力なチームだからだ。アストン・ヴィラ戦やミラン戦、ユヴェントス戦などを見たが、良いプレーをしていた。ビルドアップやマンマークには様々なバリエーションがあり、相手チームを不安にさせていた。どのチームにも弱点はあるので、そこを突いていきたい」と語りつつ、次のように決意を語っている。

「監督としてのキャリアをスタートしてから、CLには何度も参加しているが、こうした状況の試合は何度も経験してきた。遅かれ早かれ、勝てば次のラウンドへ進み、負ければ敗退するというタイプの試合を戦わなければならない。我々がここにいる理由は分かっている。それは我々が十分なパフォーマンスをできなかったからだ。しかし、これまで何度も経験してきた状況でもある」

「我々は試合に勝たなければならない。そうでなければこの大会で競争を続けることができない。あと2試合プレーして次のラウンドへ進むチャンスを掴むために勝利したい。これは問題ではなく、チャンスであり、挑戦だ。我々は立ち向かうつもりだよ」

　注目の一戦は日本時間30日の午前5時にキックオフされる。