【シルクロードS】芝転向で素質が開花 4戦ぶりコンビ戸崎騎手と重賞初出走V狙う
2025年1月29日(水)6時30分 スポーツ報知
カピリナは芝で4戦3勝と底を見せていない
◆第30回シルクロードS・G3(2月2日、京都競馬場・芝1200メートル)
第30回シルクロードS・G3(2月2日・京都)は芝に切り替えて4戦3勝のカピリナが、重賞初出走Vへ順調に調整を進めている。
昨年の有馬記念に続き、今年も先週のアメリカJCCを含む重賞2勝。絶好調の戸崎とともに、カピリナが重賞初挑戦Vに打って出る。
ダートでも堅実に駆けていたが、昨年7月から芝を使うようになり《1》〈3〉《1》《1》着と素質が開花。4戦ぶりの手綱となる鞍上は、22日の1週前追い切りに騎乗した。美浦・坂路の外ラチ沿いをさっそうと駆け抜け、ラスト1ハロン11秒8とシャープな伸び。「良い感じできていると思います」と好感触を得た。
戸崎が所属する田島厩舎の管理馬ということもあり、しばしば調教で手綱を執ってきた。2走前に2勝クラスを勝利した際も追い切りにまたがり「ガラッと変わってきていました。2走前の追い切りで『これは』と思っていたら、やはりその通りの良い内容でした」。続く3勝クラスもあっさり突破。連勝中のレース内容に「最初からすごく期待していた馬。内容も良くなって、強くなってきていますね。重賞でも楽しみ」と胸を躍らせる。
調整過程もすこぶる順調だ。重賞ウィナーの半姉レイハリアも担当した実川助手は「入厩してから1か月、本当にじっくりとやってきました。2週前、1週前といい時計で走っています」と目を細める。一気に相手は強くなるが「牝馬なので、やはりメンタル面はあまり追い込み過ぎないように特に気を付けています」と同助手。姉で培った経験と、54キロのハンデを生かし実績馬撃破を狙う。(石行 佑介)