チラベルト氏、メッシの熱狂的ファンと明かす「彼は別の惑星から来た選手」

2018年2月1日(木)9時38分 サッカーキング

チラベルト氏(左)がメッシ(右)を称賛した [写真]=Getty Images

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 1990年代のサッカー界を代表する守護神である元パラグアイ代表GKのホセ・ルイス・チラベルト氏が、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシにエールを贈った。

 1998年のFIFAワールドカップ フランスでは、オールスターチームの16名にも選ばれたチラベルト氏。アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』のインタビューで同氏は、パラグアイ代表が出場を逃した今年のロシア大会ではメッシを擁するアルゼンチン代表を応援すると明言した。準優勝に終わった前回大会のリベンジに期待しているようだ。

「私はアルゼンチンが再び決勝の舞台に立ち、今度こそ勝利を掴んで欲しいと思っている。なぜか?それは私がメッシの熱狂的なファンだからだ。彼は別の惑星から来た選手だ。クリスティアーノ・ロナウドネイマールも素晴らしいが、彼らは地球上の選手だ。これが違いだ。メッシがフットボールを止める日が来れば、誰もが涙を流すことだろう」

 また「アルゼンチン代表はロシアで優勝候補の一角に入るか?」との質問を受けたチラベルト氏は、メッシの重要性を強調する形できっぱりと回答した。

「もちろんだ。それについては何の疑いも持っていない。しかし、アルゼンチンを優勝候補にしているのはメッシだ。メッシがいなければ、アルゼンチンはグループステージを突破できない。アルゼンチンには(セルヒオ)アグエロ、(ゴンサロ)イグアイン、(アンヘル)ディ・マリア、(パウロ)ディバラといった優れた選手がいるが、いずれも1人では試合を勝利に導けない。だが、メッシにはそれができる。そこに大きな違いがある」

 チラベルト氏はメッシを手放しで称賛する一方で、クロアチア代表、アイスランド代表、ナイジェリア代表とグループDで同居するアルゼンチン代表に対して、油断大敵との警告を発している。

「ワールドカップの各グループには、強豪が2チーム、そこまで強くないのが1チーム、さらに劣るのが1チーム、それぞれ入っていると思っている。しかし、最も弱いチームであっても、良好なフィジカルコンディションや優れた戦術によって、いかなる相手も困難に陥れることが可能だ。例えば、アルゼンチンはアイスランドを前に慢心してはならない。アイスランドは身体が大きく、セットプレーが強いが、アルゼンチンには長身の選手はそれほどいない。それゆえ、相手をしっかり評価して戦わなければならない」

 なお、メッシがプレーしているスペインでは、チラベルト氏の意見に大半の人々が賛同しているようだ。実際、同国最大のスポーツ紙である『マルカ』が「あなたもチラベルトのように、メッシ抜きのアルゼンチンはW杯のグループリーグで敗退すると思うか?」とのアンケートを行ったところ、「イエス」が76パーセントを占めている。

文=北村敦

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