ボッタス、メルセデスF1を離れる前に2017年の初優勝マシン『W08』を受け取ったと明かす

2022年2月2日(水)16時42分 AUTOSPORT web

 バルテリ・ボッタスはメルセデスを去る前に、チームから特別な贈り物をもらったことを明らかにした。しかしその堂々たる送別の品を自宅のマントルピースの上に置くことはないという。


 チャンピオンチームのメルセデスで5シーズンにわたり忠実で優れた働きをしたボッタスは、2021年限りでチームを離れ、2022年からはF1キャリアにおける次の章をアルファロメオ・レーシングで始める。


 ボッタスはメルセデスでの充実した時期に10勝を挙げ、58回の表彰台を飾り、1327ポイントを獲得してチームのコンストラクターズランキングに貢献した。またドライバーズ選手権ではチームメイトのルイス・ハミルトンに次ぐ2位を2度獲得している。


 昨年末、ボッタスはブラックリーでクルーたちから彼にふさわしい称賛を受けた。そこでチームは非常に特別な送別の贈り物をボッタスに見せたのだ。それはボッタスが2017年にロシアGPで優勝を飾ったメルセデスW08だった。


「少し驚いたけれど、素敵な贈り物だった。今のところ置き場所がないけれどね!」とボッタスは、ウェブサイト『supla.fl』のポッドキャスト『Speaking Frankly About Me』に冗談めかして語った。


「彼らが僕のために用意してくれた送別会がどんなものかを見て、呆然としたよ。パレードや花火に、音楽だ。僕がチームのためにしたことを、彼らは評価してくれたんだと実感した」




 また、最後の1周の争いでハミルトンがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に敗れたことで物議を醸した昨年12月の最終戦アブダビGPを振り返ったボッタスは、ハミルトンの敗北によって多額の金銭的ボーナスを失ったことを明かした。


「あるボーナスは特定の成績に結びついている。幸い、僕は前もってその金額の買い物を何もしていなかった。勝つこともあれば、そうでないこともある」


 だがボッタスは彼のキャリアにおいて、金銭面への関心は二の次だと認めた。


「金額を基準にすることはない。ある時点から、銀行の残高を確認する必要がもはやなくなったんだ」


「もちろんお金はF1の一部だ。でも自分がどこからやって来たかは覚えている。だからとてもうまくやっているんだよ」

2021年F1第22戦アブダビGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1アブダビテスト バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

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