「ベッツの遊撃起用が最大の懸念材料」ドジャースは内外野とも守備がアキレス腱に!? 現地メディアからは解決案への言及も「エドマン、キムを二遊間に」
2025年2月2日(日)17時30分 ココカラネクスト

ベッツのショート再転向は奏功するのか(C)Getty Images
豪華戦力を揃えるスター軍団に対し、大きな不安要素を指摘する声が挙がっている。
米スポーツサイト『FANSIDED』が2025年のドジャースについて、攻守の陣容について考察するトピックを2月1日に配信。打撃陣は今季も球界屈指であると評する一方で、守備面で弱点を抱えると分析している。
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同メディアは、「ドジャースが打撃において圧倒的なチームであることは、データを見ずとも明らか」と強調。下位打線もトミー・エドマンの再契約、キム・ハソンやマイケル・コンフォートの加入により、厚みを増したと説いている。
だが、守備は内外野ともウィークポイントになり得ると主張。米国内でも同様の見解が広まっているとして、現地メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール氏による、「テオスカー・ヘルナンデスとマイケル・コンフォートは、外野のコーナーの守備範囲が不足している」といった評価も伝えている。
加えて『FANSIDED』では内野陣にもフォーカス。今季もショートを守ることが有力視されているベッツの守備が「最大の懸念材料だ」と断じている。同メディアは、「エドマンが残留しながら、それでもベッツを遊撃で起用しようとするドジャースの方針は不可解だ」と訴えており、「エドマンとキムを二遊間で起用すれば、ベッツを外野に残すことも可能だ」とまた解決策も綴っている。
ベッツの遊撃起用を不安視するとともに、「それでも、ドジャースはこの方針を変えるつもりはないようだ。幸い、エドマンとキムは複数ポジションを守れ、ミゲル・ロハスも遊撃の出場機会を得る見込みのため、いざとなれば調整できる」と指摘。その上で、「しかし、昨季のドジャースはベッツを遊撃で使い続けたことで、守備の不安定さを長期化させてしまった。今年も同じような展開になれば、MLB関係者の『守備がドジャースのアキレス腱になる』という見立ては現実のものとなるかもしれない」と展望する。
連覇達成の可能性を高めるためには、不必要なリスクの回避は大前提だ。各ポジションに適切な選手を置くことにより、守備の穴は埋められるはずだが、果たしてドジャース首脳陣はどのような構想を描いているのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]