中田翔の加入で正念場に立たされた中日・ビシエド 高木豊氏は予想した今季の起用法とは?

2024年2月4日(日)11時0分 ココカラネクスト

立浪監督はどういった布陣を組むのか注目だ(C)Getty Images

 いよいよキャンプがスタートしたプロ野球。2年連続リーグ最下位から浮上を目指すのが立浪和義監督率いる中日だ。打線が課題のチームは今オフ、巨人から中田翔と中島宏之、ソフトバンクから上林誠知を獲得するなど、積極的な補強の動きを見せた。

 新戦力の中でも特に期待が大きいのは中田だろう。昨年は92試合に出場して打率.255、15本塁打、37打点だった。新天地では打線の中軸を任されそうだ。

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 一方、一塁手の中田が加入したことによって正念場に立たされているのが、来日9年目のダヤン・ビシエドだ。昨年に国内フリーエージェント(FA)権を取得し、今季から日本人枠となる同選手だが、同じ一塁のポジションに中田という強力なライバルが現れた。ビシエドは18年に打率.348を記録して首位打者と最多安打のタイトルに輝いたが、昨年は打率.244、6本塁打と成績を落とした。中田がチームに加入したことで、今季の起用法は白紙の状況だ。

 そんなビシエドの起用法について、球界OBはどのように考えているのだろうか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球評論家として活躍する高木豊氏は1月31日に自身のYouTubeチャンネルに「【中日のビシエド起用】”相当打たなければ立場が厳しい…”中田翔の加入で大激戦の中日ファースト争いについて語ります!」と題した動画を更新。ビシエドについて言及している。

 高木氏は中田が加入したことで「ポジションがないよね」と指摘した。しかし、「昨年はあまり良くなかったけど、ビシエドの持っている力を考えると、安定的に使われるとあんなもんじゃないと思う。勝負強さが戻ってくれば、最初はビシエドをレフトで使って、守備固めを使うというのも十分あり得るよね」と、左翼起用の可能性を示唆した。

 メジャー時代には外野を本職としていたビシエドだが、来日してからは一塁で起用されることが多くなった。外野起用となればビシエドにとって久しぶりのポジションとなるが、「ドームだし、フライを捕ることは難しくないと思う。ビシエドはスローイングができるだろうし、野球の勘というのはいい。3打席の中で1本打って、レフトを普通に守ってくれれば、そんなに悪い話ではない」と、左翼守備は問題ないという見解を示した。

 代打での起用についてはベテランの大島や新加入の中島がいることから、「代打はないと思う」と指摘した。

 外野にもたくさんのライバルがいる中で、ビシエドは持ち前の打撃を披露し、自らのポジションを確立することができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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