インディカー:佐藤琢磨擁するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、ツァイスとの技術提携を発表
2020年2月5日(水)17時0分 AUTOSPORT web
2020年シーズンも日本人初のインディ500ウイナー、佐藤琢磨を擁してインディカー・シリーズに参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは2月4日、ツァイスグループの『ZEISS Industrial Quality Solutions(ツァイス産業品質ソリューション)』と技術提携パートナーシップを結んだことを発表した。
日本では、メガネやカメラなどのレンズでその名を聞いたことがあるだろう“Carl Zeiss(カール・ツァイス)”ブランド。今回レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、そのグループのひとつであるツァイス産業品質ソリューションとパートナーシップを結んだ。
ツァイス産業品質ソリューションは多次元計測ソリューションの大手メーカーで、座標測定機やマルチセンサーシステム、自動車産業用の計測ソフトウェアなどを手掛けている企業だ。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、このパートナーシップにより、ツァイスが誇る新しいカメラテクノロジーと、最先端の3Dスキャンシステムを利用していく。この協力により、チームはさらに効率よく開発、測定プロセスを進めることができるという。
その他、両社の間では主要な技術プロジェクトなどでもコラボレーションすることもパートナーシップに含まれている。
チームの共同オーナー、ボビー・レイホールは「この技術提携により、品質とパフォーマンスを同時に向上させることができるようになった。ツァイスほど名のある企業をチームに迎えることができたことを非常に誇りに思う」と語っている。
また、アメリカでのツァイス産業品質ソリューション上級副社長、マーク・スミスは「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの一員となってインディカー・シリーズを応援できることにとても興奮している。チームのテクノロジーパートナーになれたことを光栄に思う」とコメント。
2020年シーズンのインディカー・シリーズは、3月15日にセント・ピーターズバーグ市街地コースで開幕を迎える。