【リーグワン】早大主将の埼玉・佐藤健次がデビュー「人生で一番緊張した」同点で迎えた濃密ラスト3分間

2025年2月9日(日)21時14分 スポーツニッポン

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第7節 埼玉28—28BL東京(2025年2月9日 熊谷ラグビー場)

 ここまで6戦全勝の埼玉と、5勝1敗のBL東京による首位攻防戦。昨年の決勝カードでもある注目の試合は28—28で引き分けた。

 埼玉は23—28で迎えた後半35分、WTB竹山晃暉がこの日2本目のトライを決めて同点に。そして後半40分、HO坂手淳史主将に代わって佐藤健次(22=早大4年)の出番が回ってきた。「アーリーエントリー」としてリーグワン初キャップを獲得。試合終了までの約3分間、得点には結びつかなかったが積極的なプレーを見せた。

 全国大学選手権決勝で帝京大に敗れてから2週間後の1月27日にチーム練習に合流。早大の主将が「アカクロ」から「青」にジャージーの色を変え、合流から2週間で早くもリーグワンの舞台に立った。「すぐに出たいとは言っていたけど、実際にこうなるとは思ってなかったのでちょっとびっくり」と本人も驚きの早さ。練習では同じHOの坂手や昨年引退したコーチ(アンバサダー)の堀江翔太氏からアドバイスをもらい、プロデビューの時を迎えた。

 大事な首位攻防戦で、28—28の同点という局面。大きな期待を背負ってラスト3分間ピッチに立ち「人生で一番緊張したけど楽しめた。あの緊張感で試合に出られたことは良い経験」と興奮気味に振り返った。交代した坂手からは「こんな場面誰でも緊張するから、思い切りやれ」と激励されたという。

 早くもデビューを果たした期待のルーキー。今後へ向け「まずはワイルドナイツに欠かせない、信頼を置かれる選手になる」と意気込んだ。そして「選手として成長し続けることを目標として、優勝の一つのピースになれるように頑張りたい」と誓いを新たにした。

スポーツニッポン

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