バイエルン、ティグレス破り2度目のクラブW杯制覇…史上2チーム目の6冠達成!

2021年2月12日(金)4時53分 サッカーキング

バイエルンが7大会ぶり2度目のクラブW杯制覇 [写真]=FIFA via Getty Images

写真を拡大

 FIFAクラブワールドカップ カタール 2020決勝が11日に行われ、バイエルン(ドイツ)とティグレス(メキシコ)が対戦した。

 大会初出場のティグレスは準決勝で南米王者のパルメイラスを破り、北中米カリブ海王者として初の決勝進出を果たした。一方、欧州王者のバイエルンは準決勝でアフリカ王者のアル・アハリに勝利し、7大会ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

 なお、バイエルンは試合前日に元恋人の訃報が報じられたジェローム・ボアテングが離脱。さらに試合当日には、トーマス・ミュラーが新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱した。バイエルンはミュラー以外のチーム関係者が再検査を受け、全員の陰性を確認して決勝戦に臨んだ。

 試合は開始直後にティグレスが相手ゴールへ迫り、ゴール前のアンドレ・ピエール・ジニャクがクロスに頭で合わせたが、これはDFにブロックされた。バイエルンは18分、ジョシュア・キミッヒがペナルティエリア前右から強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺す。だが、これはゴール前でシュートを避けたロベルト・レヴァンドフスキのオフサイドを取られて得点を認められなかった。

 その後も主導権を握るバイエルンは25分にキングスレイ・コマンが左サイドから中央へ切り込んでミドルシュートを打ったが、これはGKナウエル・グスマンにセーブされた。34分には、エリア左のレロイ・サネがダイレクトシュートを放ったが、これはクロスバーに当たって惜しくも得点にはならなかった。

 後半もバイエルンが攻勢に出ると、59分に待望の先制点を奪う。キミッヒがエリア前右からクロスを入れると、レヴァンドフスキのヘディングはGKグスマンにブロックされたが、こぼれ球をベンジャマン・パヴァールが押し込んでゴール。一時はレヴァンドフスキのオフサイド判定となったが、VAR検証の末にゴールが認められて先制点となった。

 リードを得たバイエルンは64分にセルジュ・ニャブリに代えて、コランタン・トリッソを投入。73分にはサネ、コマン、レヴァンドフスキを下げる3枚替えを行い、代わりにジャマール・ムシアラ、ドウグラス・コスタ、エリック・マキシム・チュポ・モティングを送り出した。81分にはトリッソがエリア前中央からミドルシュートを放ったが、GKグスマンのセーブと左ポストに弾かれた。

 1点を追うティグレスは83分、スローインの流れからゴール前のジニャクが豪快なジャンピングボレーを狙うが、空振りでシュートは不発。直後の84分にはティグレスのDFカルロス・サルセドが頭でバックパスを送ると、GKも前へ出ていたため、ボールは無人のゴールへ。だが、戻ったGKがライン際で止めて、あわやオウンゴールのシーンを防いだ。

 バイエルンは85分にエリア右に抜けたチュポ・モティングの横パスを中央のD・コスタがダイレクトで叩いたが、決定的なシュートはGKグスマンに阻まれた。その後もバイエルンは試合を優位に進めて、このままタイムアップ。ティグレスを破り、2013−14シーズン以来となる2度目の大会制覇を果たした。

 これでバイエルンは、2009年のバルセロナ以来、史上2チーム目の年間6冠を達成した。2019−20シーズンにブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグで優勝し、7年ぶり2度目の3冠を達成。今シーズンはすでにドイツ・スーパーカップとUEFAスーパーカップの2大会を制し、本来なら昨年12月に行われるはずだったクラブW杯も加えて、6タイトル獲得の快挙を果たした。

【スコア】
バイエルン 1−0 ティグレス

【得点者】
1−0 59分 ベンジャマン・パヴァール(バイエルン)

サッカーキング

「バイエルン」をもっと詳しく

「バイエルン」のニュース

「バイエルン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ