「一時代を築けるCB」 シャビ監督から将来を嘱望されたが…クンデがバルセロナの売却候補リスト入り

2024年2月15日(木)14時15分 サッカーキング

バルセロナの退団リストに名を連ねるDFクンデ [写真]=Getty Images

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 バルセロナは、DFジュール・クンデを売却候補リストに入れているようだ。14日、スペイン紙『アス』が報じている。

 シャビ監督は2022年夏、「一時代を築けるセンターバックがいる」と太鼓判を押した。実際に自らが口説くほどの傾倒ぶりで、ジュール・クンデをセビージャから獲得。クラブが制作したドキュメンタリー映画『A new era』内でも、「23歳ながらリーダーシップを備える存在。クンデと(ロナルド・)アラウホをセンターバックに置けば、サイドバックが両方上がることもできる。リヴァプールのようにね」と期待を窺わせていた。だが、あれから1年半後の今、シャビ監督が大成すると確信していたクンデの“ブラウグラナ”での時間は、早くも終わりに近づいている。

 デコSD(スポーツディレクター)が、今夏の売却候補リストにクンデを入れたようだ。加入1年目となった昨シーズンは、希望するセンターバックではなく、右サイドバックでの出場がメインとなると、クラブ退団を仄めかすなど不穏な空気をもたらした。さらに今シーズンは、意向を汲んだシャビ監督が何度かセンターバックで起用したものの、パフォーマンスは終始安定せず。かくして、バルセロナでの将来を嘱望されたクンデのクラブ内評価は、急激に下がっていたのだ。

 また『アス』は、慢性的な財政問題を抱えるバルセロナにとって、このままでは今夏の移籍市場で受ける制限が厳しいものになるといい、それを回避するには選手売却が急務と指摘。デコSDは、クラブにおけるアンタッチャブルな存在ではなく、かつ、『transfermarkt』による市場価値が6000万ユーロ(約97億円)という経済的利点を兼ね揃えていることから、クンデの売却に前向きと報じている。

 誰よりも将来性を買っていたシャビ監督がシーズン終了後に退任することを明言しているが、望まれた未来とは程遠い場所にいるクンデも後に続くことになるのだろうか。

サッカーキング

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