【競泳】深沢大和、200M平で五輪3位相当の好タイム パリ落選の雪辱へ「前半からいって、逃げ切るのがかっこいい」…コナミオープン
2025年2月15日(土)21時0分 スポーツ報知
競泳のコナミオープンで男子200メートル平泳ぎを制した深沢大和(カメラ・大谷 翔太)
◆競泳 ▽コナミオープン第1日(15日、東京アクアティクスセンター)
男子200メートル平泳ぎ決勝で、深沢大和(東急)が2分7秒24で優勝。昨年のこの大会でマークした自己記録2分7秒07に迫る好タイムで「思ったより速かったのが正直な印象。(1月の)北島康介杯が終わってからスピードを意識して、200の前半もベストラップで入れている。課題が克服できていると思う」とうなずいた。
この日は50Mにも出場し、予選・決勝合わせて4本目のレース。前半100Mは、1分00秒93でターン。「00秒で入ったことはなかった」と積極的に攻め、後半はチームメートでパリ五輪6位の渡辺一平(トヨタ自動車)の猛追を振り切った。後半を得意としていた昨年、3月のパリ選考会ではラスト差しきれずに3位落選。「やっぱり、追う側はだめ。前半から、予選から全部1番でいきます。ロジカルに戦うタイプではないので。前半からちゃんといって、後半まで逃げ切るのがかっこいい」と、反省をいかし今季に臨んでいる。
パリ五輪落選後は一度引退し、東急で社業に専念した深沢。周囲の激励もあり、昨夏に競技復帰した。12月には、短水路ながら初の世界選手権で200Mは3位。今年は、長水路で初の世界選手権出場を目指す。3月の日本選手権に向けて「100Mも200Mも、日本新を出したいというのはずっと思っている。本番でプレッシャーがかかったら、また去年みたいに負けるかもしれないので。レベルアップして、どんなことがあっても負けない力をつけたい」と、1年前の雪辱を誓った。