新人・佐々木麟太郎を「毎日起用する」とスタンフォード大監督 優れたコミュニケーション能力も評価

2025年2月16日(日)15時45分 スポーツニッポン

 米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(19)が15日(日本時間16日)、敵地で行われたカリフォルニア州立大フラートン校とのダブルヘッダーに「3番・一塁」で2試合続けて先発。米大学野球デビュー戦で計9打数3安打5打点と活躍し、13-1(7回コールド)、6-3の2連勝発進に貢献した。開幕戦の第1試合は2本の適時打など5打数2安打4打点、第2試合はもう少しで本塁打という左中間フェンス直撃の適時二塁打など4打数1安打1打点だった。

 スタンフォード大のデビッド・エスケル監督との一問一答は以下のとおり。

 ——佐々木はチームメイトとも話し、落ち着いてプレーしているように見えた

 「彼はそうやってプレーする。練習からとても熱心で、いつもチームとベースボールのコミュニケーションをうまくとっている。守備についてもしっかりと話している。打席でも力を発揮している。内野ゴロで初回の打点を稼ぐと、それから2安打を打ってくれた。日中のゲームだったら、最後の1本(二塁打)はおそらく駐車場まで飛んでいただろう。次の2日間の彼の打撃も楽しみだ」

 ——向上すべき点は

 「ゲームのリズムに慣れることだ。これまで私たちはチーム内でプレーし、自軍の投手陣との対戦に慣れていた。他のチームの投手と対戦し始めると、相手は違う方法で投球してくる。だからゲームのスピードに慣れることだ。そこまで難しいというわけではなく、慣れが必要だということ。彼はゲームごとに良くなっていくはずだ」

 ——一塁が彼のポジションか

 「現状ではそうだ。彼はとても機敏で送球も正確だから、私はいつもみんなに彼に三塁の守備させるという話をしている。三塁も十分にこなせるのだろう。ただ、今年は一塁でプレーすることになる」

 ——英語でのコミュニケーションは

 「素晴らしいよ。彼はいい仕事をしているし、コミュニケーション能力も優れている。特にベースボールに関しては、彼は守備をどう指揮し、ピッチャーが守備をするのが役割のときにどう話すかといったコミュニケーションを心得ている。彼はその点で素晴らしい仕事をしている」

 ——基本、毎日プレーするのか

 「毎日彼を起用するというのが私たちのプランだ。休ませるとしても、DHで使うだろう。毎日打線に入るようにするという計画だ。今のところは、ダブルヘッダーで捕手を変えたり、左翼手を変えたりしたように、身体的に見て彼が1日休む必要があると判断した場合にはそうするかもしれないが、それでも彼を(DHで)打者として打線に入れるつもりだ。私の(監督としての)キャリアでも1年生に3番を打たせたことはあまりないと思う。彼は落ち着いていたし、特に得点圏に走者を置いた場面では相手投手に多くの球を投げさせていた。2度ほど安打で走者を還したし、内野ゴロでも打点を挙げた。実年齢以上の快適さでプレーをしたと思う」

(フラートン・杉浦大介通信員)

スポーツニッポン

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