GRTグラッサー・レーシングが2022年のDTM参戦ラインアップを発表。ボルトロッティがフル参戦へ
2022年2月17日(木)12時0分 AUTOSPORT web
2月16日、2022年からDTMドイツ・ツーリングカー選手権に4台のランボルギーニ・ウラカンGT3エボで参戦するオーストリアのグラッサー・レーシングチーム(GRT)は、4名のドライバーラインアップを発表した。2021年にスポット参戦し表彰台も獲得したミルコ・ボルトロッティをはじめ、そうそうたる顔ぶれが揃った。
ゴットフリート・グラッサー率いるGRTは、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのサポートを受けGTワールドチャレンジ・ヨーロッパなど世界中のGT3レースに挑戦し、優勝やチャンピオン獲得など華々しい成績を残してきた。そんなGRTがウラカンGT3エボを4台投入し、DTMに挑戦する。
2022年のラインアップについては、すでに2021年にスポット参戦し、表彰台を獲得したボルトロッティのフル参戦が決まった。「今年、GRTとともにDTMでレースを戦うのが待ちきれないよ。伝説的なシリーズで、ランボルギーニ・ウラカンをドライブするのは特別なことだ」とボルトロッティ。
また、GRTで多くのシリーズを戦ってきたロルフ・イナイシャンがDTMデビューを飾ることになった。イナイシャンは43歳で、FIAドライバーカテゴライズではシルバーにあたる。「僕は長年DTMに魅了されてきたんだ。GRTでは過去に多くのことを学んできた。DTMで新たなエキサイティングな冒険をスタートさせる準備ができていると感じている」とイナイシャン。
そして2021年にFIA-F2にも参戦した27歳のイタリア人ドライバー、アレッシオ・デレッダがDTMに参戦する。ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのジュニアドライバーとなったデレッダは、「F2での経験の後、レーシングドライバーとして成長するのにDTMは最適な環境だと思う。GRTとメーカーの一員として、尊敬するボルトロッティと一緒に仕事ができることを光栄に感じている」と語った。
すでにチームは、4人のうちオーストリア人ドライバーのクレメンス・シュミットを発表済みで、ボルトロッティ、イナイシャン、デレッダ、シュミットという4人がDTMに参戦する。さらにチームは、1月にかつてDTMドイツ・ツーリングカー選手権/ITC国際ツーリングカー選手権でオペルを駆り活躍したレジェンド、マヌエル・ロイターをチームマネージャー兼スポーティングディレクターに招聘するなど、王座獲得に向けて万全の体制を整えている。