日立Astemoが4月1日づけで『Astemo株式会社』に商号を変更へ。モータースポーツも多数協賛
2025年2月20日(木)12時45分 AUTOSPORT web

2月20日、日立Astemo株式会社は2025年4月1日付で『Astemo株式会社』へと商号変更すると発表した。日立を社名に冠して積み重ねてきた実績を踏まえ、SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)時代におけるモビリティの電動化と知能化のリーディングカンパニーをめざし、Astemoブランドの一層の強化を図っていく。
日立Astemoは、CASE分野においてグローバルで競争力のあるソリューションの開発、提供を強化するため2021年1月に日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業が経営統合して誕生した企業だ。
2023年10月には、電動化や先進運転支援システム、自動運転、先進シャシーなどの先進モビリティ分野への投資を加速するため、JICキャピタルが新たな株主として参画するとともに、本田技研工業と日立製作所の資本比率が対等となる資本構成変更が実施され、日立の連結子会社から関連会社へと移行している。
これまで使われていた商号の『日立Astemo』は、日立と『Advanced Sustainable Technologies for Mobility』の頭文字を繋げた『Astemo』ものが組み合わされていたが、今後Astemoは、グローバルメガサプライヤーとしてのさらなる成長と、SDV時代におけるモビリティの電動化と知能化のリーディングカンパニーとなることを目指し、これまでの商号を改めて『Astemo株式会社』とし、Astemoブランドの一層の強化を図っていくことになった。
Astemoブランドは世界中のモータースポーツでも浸透しており、ジョセフ・ニューガーデンをサポートするインディカーシリーズ、Astemo REAL RACINGをサポートするスーパーGT GT500クラス、全日本ロードレースのAstemo Honda Dream SI Racing等さまざまな活動が挙げられる。これらの活動には大きな影響はなさそうだが、鈴鹿サーキットの『日立Astemoシケイン』の名称等がどうなるのかなど気になるところだ。
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