アウディ、ベストセラーの系譜を継ぐ『A5』が日本上陸。グローバル限定モデル“エディション・ワン”も導入

2025年2月20日(木)18時30分 AUTOSPORT web

 本国デビューを経て、長らくティーザーが展開されてきたアウディの主軸モデル『A5』『A5 Avant(アバント)』がいよいよ日本上陸。先代となる『A4』シリーズの成功の歴史を引き継ぐ新しいモデルシリーズとして、Dセグメント市場における「マイルストーンを刻む重要モデル」と位置付けられ、世界的な発売を記念して作られたグローバル限定モデル“edition one(エディション・ワン)”も設定。2月17日より発売開始となっている。


 新世代の内燃機関プラットフォームであるPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)を初採用し、数々の先進的な技術を搭載した新型A5シリーズは、電動リヤハッチゲートを備えたセダンタイプと、ステーションワゴンのアバントと2タイプが用意され、アッパーセグメントに匹敵する居住性とダイナミックで美しいプロポーションを実現した。


 エクステリアでは、フロントにLED技術を用いたダイナミックターンインディケーター付きマトリクスLEDヘッドライトと8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを、リヤにはダイナミックターンインディケーター付きLEDリヤコンビネーションライトを標準装備。MMIから8パターンから選択可能で、1ユニットあたり364個のLEDが1秒間に数度の画像を表示するダイナミックターンインディケーター付きの第2世代のデジタルOLEDリヤライトをオプションで装着することもできる。


 ホイールベースは先代モデルより約70mm長く、それでいてリヤのオーバーハングは短縮。新世代の縦置き内燃エンジンモデルの特徴的なレイアウトで、進化したダイナミズムと新しいプレミアム感を体現し、セダンの電動リヤハッチはリヤウインドウとともに開閉し、広い開口部によりラゲッジルームへのアクセスが容易で、デザインと機能性を高次元で共存させている。


 一方のインテリアは、ヒューマン・セントリック・デザイン(乗員中心のデザイン)、デジタルステージ、マテリアル・ドリブン・デザイン(素材に基づくデザイン)、そして視覚的な明快さと4つの特徴が掲げられる。


 そのうちデジタルステージを象徴する曲線的なデザインのMMIパノラマディスプレイは、スリムで独立した11.9インチ表示スクリーンのアウディバーチャルコックピットプラスと、14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成され、そのMMIの画面にはOLED技術を採用する。


 さらに助手席用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイ(A5系にオプション、S5系で標準装備)もダッシュボードのデザインに完璧に統合され、各種MMIの情報表示や操作を運転席側のMMIパノラマディスプレイから独立して行うことが可能に。同じくカスタマイズ可能に進化したヘッドアップディスプレイもオプション設定されている。

電動リヤハッチゲートを備えたセダンタイプと、ステーションワゴンのアバントと2タイプが用意される


 出力の異なる2種類の2リッター直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIと、同2リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボTDIを搭載し、前者はVTG(可変タービンジオメトリー)付きのターボチャージャーを装備し、部分負荷で極めて燃費効率の良い改良型燃焼プロセスを採用。これにより低回転域でトルクの一貫した俊敏な立ち上がりが可能となり、280Nmを発揮する110kW(150PS)仕様は前輪駆動モデル、340Nmを発揮する150kW(204PS)仕様は、AWDクラッチ付きquattro(クワトロ)の4輪駆動モデルとなる。


 そしてディーゼルのTDIは150kW(204PS)/400Nmを発揮し、新開発のMHEVプラステクノロジーの採用により加速性能が大幅に向上。燃費も欧州参考値で最高20km/Lを達成し、最適化されたシリンダープレッシャーセンサー、排気ガス制御システムTwinDosing(ツインドージング)、2本のバランスシャフトによるスムーズなエンジン回転など燃焼技術を継承している。


 この48ボルトMHEVプラスシステムは、PTG(パワートレインジェネレーター)が7速Sトロニックトランスミッションのアウトプットシャフトに接続され、内燃エンジンの出力に最大18kW(24PS)の電力を追加し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生。特定の条件下では完全な電動走行も可能とし、電動エアコンプレッサー作動時には、車両が信号待ちで停止し内燃エンジンがオフになっているときでも空調システムを作動することができる。


 同システムは初採用のVTGを採用する3リッターV型6気筒ガソリンターボTFSI(270kW(367PS)/550Nm)を搭載した『S5』系にも組み合わせられ、トルクベクタリングを備えたリヤスポーツディファレンシャルと19インチアルミホイールを標準装備とし、ダイナミックな走行性能と俊敏なハンドリングを実現している。


 その新型A5の日本導入も記念して限定モデル“エディション・ワン”も設定され、ダークアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージや、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを装備する“Sライン”トリムがベースに。


 マグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、3色の色分けが施された20インチブラックメタリック&マットネオジムゴールドポリッシュトのアウディスポーツ製マルチスポークSデザインアルミホイールが装着される。


 ボディカラーはマグネットグレーとグレイシアホワイトメタリックの2色を用意し、インテリアカラーはともにパステルシルバーが特別採用に。標準のA5系でもプログレッシブステアリングが採用され、価格はA5系が599万〜706万円、S5系が1035万〜1060万円となり、限定のエディション・ワンは821万〜846万円(いずれも税込)に。ディーゼルのTDIのみ後日発表予定とされている。

オプション設定の助手席用10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイも、各種MMIの情報表示や操作を、運転席側のMMIパノラマディスプレイから独立して行うことが可能に


特設サイト:https://www.audi.jp/a5_debut/
アウディコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106


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