ゲレーロjr.は「偉大な選手」メッツの“大富豪”が獲得へ動くか　「決定は球団関係者に任せるよ」慎重姿勢の意味

メッツの大富豪オーナーがゲレーロjr.獲得へ動くか(C)Getty Images

　ブルージェイズとの契約延長交渉が破談となったウラジミール・ゲレーロjr.は今オフにFA市場で争奪戦が展開される可能性が高い。

　そうなった場合、メッツのオーナーであるスティーブ・コーエン氏もゲレーロの獲得に興味を示すだろう。米スポーツ専門局『ESPN』はコーエン氏のコメントを紹介。「必要ならお金を出す余裕はある。そして私は勝ちたいし、できる限り最高のチームをフィールドに送り出したい」と話している。

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　「しかしフリーエージェントは高くつく。それが現実であり、想像以上に高くつくのだ」ともこぼし、2024年オフはヤンキースからFAとなったフアン・ソトをプロスポーツ史上最高額の契約となる15年7億6500万ドル（約1150億円）で獲得したことは、コーエン氏にとっても大きな“買い物”だったに違いない。

　メッツはピート・アロンソとも2年5400万ドル（約83億円）で再契約した。同局はアロンソの契約については、2025年シーズン終了後のオプトアウトが含まれており、「アロンソはこれを行使して再びFAとなり、メッツの一塁に穴を開ける可能性がある」とし、その穴を埋めるのがゲレーロではないかと伝えた。

　コーエン氏はゲレーロを「偉大な選手」と呼んだ。「長期契約は多過ぎると選手の編成の柔軟性が失われてしまうので、本当に注意が必要だ」と慎重な姿勢を見せたが、「しかし、その決定は球団関係者に任せるよ」と、不敵なコメントを残した。

　果たしてゲレーロ獲得に動く可能性はあるのか。今オフもメッツがFA戦線の目玉を手に入れるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]