佐々木朗希、右肩の手術は否定「そういった状態ではない」
2025年5月16日(金)3時40分 スポーツ報知
日米メディアの取材に応じ、右肩の状態を明かした佐々木
◆米大リーグ ドジャース9—3アスレチックス(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りしたドジャース・佐々木朗希投手(23)が14日(日本時間15日)、本拠地・アスレチックス戦前に取材に応じ、症状が軽症であることを強調した。
ここまで8登板で1勝1敗、防御率4・72と本領を発揮しきれないまま、戦列を離れた。「もちろん悔しい。申し訳ないです」。負傷者が相次ぐチーム事情もあり、初勝利を挙げた3日(同4日)のブレーブス戦、初の中5日で登板した9日(同10日)のDバックス戦は違和感を抱えながらマウンドに上がったが、球威、制球ともに思うようにいかず「逆に迷惑がかかると思ったので」と“限界”に達したことを自ら申し出た。
ロッテ時代の昨年5、6月に登録抹消時も同様に右肩の違和感を感じていたという。「その時(昨年)の方が状態は悪かった。去年のシーズン中に完治しない中で、名残まではいかないけど、それに近いものがあるのかな」と“遠因”となった可能性も挙げた。
肩の故障は投手生命を脅かしかねない。万全を期すために長期離脱も考えられるが、「(精密検査で)画像を撮って分かった通り『これ』という治すための原因がつかめていない。そこをまず見つける作業になる」のが現状だ。一方で手術の可能性は「(現時点で)別に悪いところがあるわけではない。手術は悪いところがあってやるものなので、そういった状態ではない」と否定した。
当面はノースローになる見込みだが「日に日によくなっている感じはあります」とも口にした。将来を見据えながらじっくりと進める方針のリハビリがスタートした。(安藤 宏太)