ロバーツ監督「特定の診断結果がないのはいいこと」「このまま続けると…」 佐々木朗希の状態に言及
2025年5月16日(金)10時14分 スポーツ報知
ロバーツ監督
◆米大リーグ ドジャース—アスレチックス(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・佐々木朗希投手(23)が15日(日本時間16日)、右肩を痛めて負傷者リスト(IL)入りしてから初めて試合前練習でグラウンドに姿を見せた。グラブを持って外野に向かうと、外野でフリー打撃の打球を追いかけた。下手投げやグラブでのトスでボールを外野席のファンにプレゼントするなどした。球団関係者の子どもとも談笑するなどリラックスした表情を見せていた。
精密検査で骨や筋肉への異常は見つからず、軽症の見込みだが、慎重に復帰を目指す方針で、復帰時期は未定。当面はノースローとなる。ロバーツ監督はこの日の試合前会見で「このことでいい点は、MRI(検査)などのスキャンに異常が見られないことだ。ただし“症状”はある。だからインピンジメント(衝突症候群)という漠然とした表現にはなるのだが、これは骨の構造や肩関節内での衝突が原因で不快感が生じているということだ。このまま続けると他の問題が発生する可能性がある。我々としては、ボールを握らせない期間を設けることで炎症を取り除き、そこから再び作っていきたいと考えている。特定の診断結果がないという点はむしろいいことだ」と説明した。
前日14日(同15日)に取材に応じた朗希は「しっかりもらった時間で完治させて、パフォーマンスを上げて戻れるように頑張りたいです」と話していた。