37年ぶりの降格の危機…バレンシア新指揮官がヘタフェとの“裏天王山”へ「ハードワークが重要」

2023年2月20日(月)18時28分 サッカーキング

ルベン・バラハ新監督が意気込み [写真]=Getty Images

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 バレンシアを率いるルベン・バラハ新監督が、20日に行われるラ・リーガ第22節ヘタフェとの“裏天王山”に向けて意気込みを語った。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、バレンシアの“名門復活”に向けた旅路は、今年1月31日に双方合意で契約解除という早すぎる幕引きになった。その後は“火消しのスペシャリスト”ことボロ(サルバドール・ゴンサレス・マルコ)氏が、8度目の暫定監督に就任するも、劇的な復活劇を見せるどころか、ついには降格圏にまで転落。この危機的な状況を打開しようと首脳陣は、今月14日に正式な後任としてルベン・バラハ新監督の招へいを発表した。

 初陣となる今節、同じく降格圏からの脱出を目指すヘタフェと対戦するバラハ新監督。就任からわずか6日で迎える残留をかけた“大一番”を前に、同指揮官は「このグループには、1週間で私たちが伝えたかった4つか5つのことを吸収する素地があり、それに意欲的に取り組むことができている。彼らは物事を変えたいと思っているから、私たちが生み出した刺激に、力強く応えて欲しい」と期待を寄せた。

 また、1ポイント差でヘタフェを上回っているバレンシアにとっては、敵地での試合と、新監督就任直後であることを加味すれば、勝ち点1でも御の字。それでもバラハ新監督は「私たちはバレンシアだから、どこのピッチだろうと勝ちに行かなければならない。アプローチ方法は、勝ちに行くだ」と強調しつつ、「試合にはその時々の状況がある。私が望むのは、結果と自信をダイナミックに変化させること。それを実現できれば、チームはさらに強くなることができる。ハードワークだ。達成するには、ハードワークが重要となるだろう」と復調のきっかけを掴む一戦にしたいと、口にしている。

 37年ぶりの降格の危機に立たされているバレンシアの命運を委ねられたバラハ新監督。ラ・リーガの覇権を握り、チャンピオンズリーグでも躍進するなど、バレンシアの栄華を知るレジェンドが、この窮地にどのような手腕を発揮してくれるのだろうか。

サッカーキング

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