クリスタル・パレス、グラスナー氏の新監督就任を正式発表!…76歳ホジソン監督は退任

2024年2月20日(火)9時57分 サッカーキング

クリスタル・パレスの新監督に就任したグラスナー氏 [写真]=Getty Images

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 クリスタル・パレスは19日、ロイ・ホジソン監督の退任およびオリヴァー・グラスナー氏の新監督就任を発表した。グラスナー新監督との契約期間は2025−26シーズン終了までとなっている。

 今シーズンのプレミアリーグでここまで25試合を消化し、6勝7分12敗・勝ち点「25」の15位につけているクリスタル・パレス。直近5試合では1勝1分3敗と不振に陥っており、降格圏に沈む18位ルートン・タウンとは暫定「5」ポイント差となっている。そうした中、現地時間15日には現在76歳のホジソン監督が体調を崩して緊急搬送。大事には至らなかったものの、今後の監督活動に対する心配の声も多く挙がっていた。

 新指揮官に就任したのはオーストリア出身で現在49歳のグラスナー氏。2011年に現役引退すると、ザルツブルクのアシスタントコーチやリーフェリングの暫定監督を経て、SVリートやLASKリンツ、ヴォルフスブルクの指揮官を歴任。2021年夏に就任したフランクフルトでは日本代表MF鎌田大地(現:ラツィオ)や元同国代表MF長谷部誠らを指導し、初年度にヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げた。また、2年目にはDFBポカール決勝やチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントに進出。昨シーズン終了後に契約を1年残しながら退団し、以降はフリーの状態が続いていた。

 初のプレミアリーグ挑戦となるグラスナー氏は、クリスタル・パレスのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「監督としてこのクラブに来ることができて非常に嬉しく思う。才能豊かなチームと共に仕事をすること、サポーターに会うこと、そして『セルハースト・パーク』の雰囲気を体感することを楽しみにしているよ。スティーブ(・パリッシュ会長)やダギー(・フリードマンSD)と会えて非常に嬉しいし、目標達成のために彼らと努力できることが楽しみだ」

 また、クリスタル・パレスで合計200試合を指揮したホジソン監督は、退任に際して次のように感謝の思いを綴っている。

「このクラブは特別で、非常に大切な存在であり、私のサッカー人生において大きな役割を果たしてきた。トップクラスのスタッフや選手と一緒に仕事し、自分自身の好きなことをする機会を与えてもらったので、ここでの時間を満喫することができた。しかし最近の状況を考慮すると、クラブが先を見据えた計画を実行することが賢明だと認識している。そのため、クラブが新監督の計画を前倒しで実行できるように、私は退任する決断を下した」

「一緒に楽しく仕事をしてくれた現在の選手たちにも敬意と感謝を表する。今シーズンも、そしてこれからもファンの皆さんがチームを全力で応援してくれるだろうと確信している。シーズンが順調に終わることを信じているし、チームが今後数週間、数カ月、そして数シーズンに渡り成功することを願っている」

サッカーキング

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