ロバーツ監督 開幕戦万全リハの山本由伸に「彼はもっとできる」 期待胸に今季初戦マウンド託す

2025年3月11日(火)8時23分 スポーツニッポン

 ◇オープン戦 ドジャース6—2ダイヤモンドバックス(2025年3月10日 グレンデール)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が10日(日本時間11日)のダイヤモンドバックス戦に先発し、5回4安打1失点と好投。今春最速の97マイル(156.1キロ)を計測し、7つの三振を奪った。次戦は3月18日の開幕戦・カブス戦(東京D)。万全の調整ぶりにデーブ・ロバーツ監督も「東京での最初の先発が楽しみだ」と目を細めた。

 盤石の立ち上がりだった。先頭のキャロルは簡単に追い込み、カウント1—2からスプリットで空振り三振。続くトーマスを直球で遊ゴロに打ち取ると、3番・モレノもスプリットで空振り三振に仕留め、わずか11球でこの回を終えた。

 2回には無死からの安打、四球で一、二塁の場面を招きながらも、無失点で切り抜けると、3回は2つの三振を含む3者凡退。2死からトーマスに今春最速となる97マイル(156.1キロ)を計測した。4回に1点は失ったが、5回も2三振含む3者凡退。威力ある直球を軸に、カーブ、スライダー、スプリットなどを効果的に配球。持ち味の安定感を示し、予定されていた5回を投げ切った。

 指揮官は開口一番「由伸は良かったね」と笑顔。「最初は少し球数が増えてきたけど、彼がリセットして効率的に投げ続ける姿を見て、とても良かった。これは本当に良いキャンプだったと思う」と信頼感を口にした。

 この日の好投が安心材料にはなった。ただ「彼はもっとできると思っている」と求めるところはさらに高い。「シーズン終盤やポストシーズンでそれを見たからね。彼のプロフェッショナルな準備の仕方が良い方向に向かっているし、シーズンが始まればさらに集中できると思っている」。昨年よりもさらに高い期待感を胸に、開幕のマウンドへと山本を送り出す。

スポーツニッポン

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