WEC:ACO、ル・マン24時間のスタート位置を変更。1コーナー側へ145m前進

2018年2月23日(金)11時39分 AUTOSPORT web

 ACOフランス西部自動車クラブは2月22日、ル・マン24時間レースが開催されるサルト・サーキットおよびブガッティ・サーキットのスタート位置を2018年から変更すると発表した。


 近年、安全性を確保するためル・マン屈指の高速コーナーであるポルシェ・カーブを中心にランオフエリアの拡張やSAFERバリアを設置するなどの改修が毎年のように実施されているサルト・サーキット。


 2017年から2018年にかけても舗装の修復といったメンテナンスが行われているが、その一貫として2018年よりスタート位置が現在の場所からダンロップカーブ(1コーナー)側へ145m移されることとなった。


 サルト・サーキットの現在のスタート/フィニッシュラインは最終コーナーとなっているフォードシケインから距離が短く、LMP1クラスのポールシッターがスタートを切る際には、まだ後方のマシンがシケインを通過している状況にある。


 ACOはこのようなスタートの状況を打開し、すべてのマシンがメインストレート上で隊列を組んだ状態でスタートを迎えるできるようにするため今回の変更に至ったと説明している。


 なお、スタートラインの変更はWEC世界耐久選手権のほかブガッティ・サーキットを使用する二輪のル・マン24時間レース、FIM世界耐久選手権でも適用されるが、いずれの場合でもフィニッシュラインは従来の位置から変更されない。このため走行距離の計算の際には、サーキットの全長から145mを引いた数値に周回数を掛ける必要がある。

2017年までのスタート位置では、スタート時に後方のマシンが最終シケインを通過していた。


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