DTMのイタリア公式テスト開催に暗雲。ヨーロッパでも感染拡大の新型コロナウイルスが影響

2020年2月25日(火)14時22分 AUTOSPORT web

 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、3月16〜18日にイタリア・モンツァで予定されているDTMドイツ・ツーリングカー選手権の公式テスト実施が危ぶまれている。


 この新型コロナウイルスについては、ヨーロッパ圏でも徐々に感染者が増えている。2月23日には乗客に新型コロナウイルス感染が疑われる人物がいたことで、イタリア・ヴェネチア発ドイツ・ミュンヘン行きの国際列車が、イタリアとオーストリアの国境付近にあるブレンナー駅で緊急停止し、乗客500名が足止めされる事態も起きた。


 そしてDTM公式テスト開催地であるイタリアでも新型コロナウイルスの影響が拡大。特に同国北部はヨーロッパのなかでも感染者数が群を抜いて多く、イタリア当局が複数の自治体を閉鎖、立ち入りや外出が制限される事態となっている。


 この状況を受け、DTM公式テストについても、今後シリーズを運営するITR e.Vとサーキット側が開催に関する協議を行うこととなった。


 DTMの開幕前公式テストは、例年であればドイツのホッケンハイムやラウジッツリンクが舞台。しかし、2020年はDTMシリーズ戦がモンツァで初開催されることもあり、そのPRも兼ねて公式テストが同サーキットで行われる予定となっていた。


 公式テストにはシリーズに参戦する全チームが参加するほか、期間中にはドライバーが出席する発表会も行われるためメディアも多数出席する。もちろんヨーロッパ各国からDTMファン、レースファンが多く集まるイベントでもある。テストが無事に開催されるのか、もしくは急きょドイツ国内のサーキットへ振り替えられるのか、気になるところだ。


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