”空力の鬼才”ニューウェイがいよいよ始動! 組織改革直後のチームで「影響が反映されるのは2026年型になりそう」
2025年2月27日(木)11時30分 ココカラネクスト

ニューウェイ氏の手腕がアストンマーティンでも発揮されるか(C)Getty Images
2025年のF1開幕がおよそ2週間後に迫っている。2月26日からはバーレーンでの合同テストも行われるなど、各チームとも新シーズンに向けた最終調整の段階に入った。
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また開幕が近づくにつれ、今季よりアストンマーティンに加入となったエイドリアン・ニューウェイ氏の動向にも関心が寄せられている。F1をはじめとするレース界においてマシンデザインなどを手掛け、技術者として高い功績を残してきているニューウェイ氏がいよいよ“始動”すると、英メディア『CRASH』が2月26日に報じた。
昨年まで在籍していたレッドブルとの契約による「ガーデニング休暇」のため、新チームでの活動開始が規制されていたニューウェイ氏に対し同メディアは、「3月3日からアストンマーティンの『マネージング・テクニカル・パートナー』として正式に業務をスタート。66歳の彼がF1デザイン部門を率い、チームをタイトル争いに導くことが期待される」と伝えた。
さらに、アストンマーティンは昨年後半よりチーム内における組織改革の動きがあったと振り返るとともに、「ニューウェイは最近行われた経営陣の再編における主要メンバーのひとり」と強調する。
同メディアは、開幕間もないタイミングでの活動開始となることで、「今季型のAMR25が発表されたばかりであることを考えると、ニューウェイの影響が本格的に反映されるのは2025年のマシンではなく、2026年型になりそうだ」と見通している。
加えて、トピックでは昨年7月にグループCEOに就任し、今年1月にはチーム代表の座にも就くこととなったアンディ・コーウェル氏のコメントを掲載。当代きっての天才エンジニアを迎え入れる心境として、「エイドリアンは非常に競争心が強く、創造力にあふれた人物だ。チームとしてはそれを抑制するのではなく、才能を引き出し、生かす環境を整えることが求められる」などと明かしている。
他にもコーウェル代表が、「アストンマーティンのグリーンのマシンがチェッカーフラッグを最初に受ける。その瞬間を何度も見たい」と述べたとする、チームの勝利を求める言葉も紹介されている。ニューウェイ氏が実際にチーム内で動き出すことで、その願いが現実のものとなる瞬間は確実に近づくことになるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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