トラウト“兄貴”の復活弾にファン歓喜「野球界にとって最高の存在」 33歳の主砲は「昔の自分に戻るため」たゆまぬ努力
2025年2月27日(木)16時20分 ココカラネクスト

トラウトの復活弾にファンは歓喜した(C)Getty Images
エンゼルスのマイク・トラウトが現地時間2月26日(日本時間27日)、レッズとのオープン戦に「1番・DH」で先発出場し、3回にオープン戦初本塁打を左越えに放った。
【動画】トラウトが復活を告げる一発!オープン戦で豪快弾
『MLB公式サイト』はトラウトのコメントを紹介。昨年の4月以来となる復活を告げる一発に「いい気分だった」と話し、「ボールをしっかり見て、いい結果が出た」と振り返っていた。
同サイトによれば、「トラウトはここ数シーズンで悪い癖がついてしまったと考え、オフシーズンに昔のスイングを見つけるために努力した」という。昨季は5月に左膝の手術を受けた影響でわずか29試合の出場で打率.220、10本塁打、14打点の成績に終わってしまった。
記事では、トラウトは以前のMVPのような状態に戻ることを目指していると記し、「昔の自分に戻るために、いろいろなことに取り組むことができた。ここ数年を振り返ると、昔は(ボールを)追いかけることはなかった。四球が多かった」と自己分析した主砲。守備面でも中堅から右翼へのコンバートを決断した。
同サイトは、2025年にポジション変更に直面する注目選手のひとりとしてトラウトの名を挙げており、33歳となったトラウトの「打撃低迷と(身体の)消耗を抑える」ことを目的としていると伝えている。
エンゼルスの球団公式Xはトラウトがこの日放った本塁打の映像を投稿。これを見たSNS上のファンは喜びの声を上げ「彼は全力でスイングしなくても、それでもホームランを打つような感じだ」「兄貴はそれをウィッフルボール(プラスチック製のボール)のように見せた」「リーグ全体が彼の健康維持を望んでいる」「マイクは野球界にとって最高の存在」と、トラウトへの敬意と応援であふれていた。
今季は復活のシーズンとなるか。ファンはトラウト“兄貴”の活躍する姿を求めている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]