無観客開催のスーパーGT岡山公式テストエントリー発表。全45台が参加、体制判明のチームも

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月2日、岡山国際サーキットで3月14〜15日に開催する公式テストのエントリーリストを発表した。両クラス合計45台が参加を予定している。

　この公式テストは当初、岡山国際サーキットの『ファン感謝デー』として、さまざまなイベントともに実施される予定だったもの。2020年シーズンを戦う各チームのマシンが一堂に会する最初の場ということで、チェックしていたファンも多いはずだ。

　しかし、同イベントは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、場内イベントは中止。テスト走行自体は行われるものの、観客を受け入れない無観客状態で実施されることがアナウンスされている。

　2日に発表された岡山公式テストのエントリーリストには、スーパーGT GT500クラスが15台、スーパーGT GT300クラスが30台、両クラス合計で45台が顔を揃えた。

　GT500クラスは先日発表された年間エントリーリストどおりのチーム、ドライバーが参加。武藤英紀と笹原右京がドライブするTEAM MUGENの16号車ホンダNSX-GTはエントリー車両名が『TBN』のままでエントリーしている。

　GT300も年間エントリーと変わらない30台が参加を表明。ただし、年間エントリーでは車両名が『TBN』とされていた数チームについては名称が明らかとなったほか、合計8台で第3ドライバーが登録されている。

　車両名が明らかになったのはNILZZ Racingの48号車と、Arnage Racingの50号車、JLOCの87〜88号車の4台。それぞれ、植毛ケーズフロンティア GT-R、ARNAGE AMG GT3、T-DASH ランボルギーニ GT3、JLOC ランボルギーニ GT3としてテストに参加する。

　JLOCについては第1〜2ドライバーについても明らかとなっており、87号車のT-DASHランボルギーニには元嶋佑弥とデニス・リンド、88号車JLOCランボルギーニには小暮卓史とアンドレ・クートが登録された。

　第3ドライバー登録はADVICS muta Racing INGINGが堤優威、HOPPY team TSUCHIYAが土屋武士、aprの30号車が上村優太、Panther arto Team Thailandがマティアス・ベッシェ、Arnage Racingが廣田築、JLOCの87号車が高橋翼、88号車が手塚祐弥、TOMEI SPORTSが柴田優作となっている。

　またPanther arto Team Thailandは第2ドライバーが空欄となっており、年間エントリーに名を連ねたナタポン・ホートンカムは参加を見送るようだ。

■2020年スーパーGT岡山公式テスト GT500エントリーリスト（3月2日時点／編集部作成）

■2020年スーパーGT岡山公式テスト GT300エントリーリスト（3月2日時点／編集部作成）