国内販売は15台のみ。ケータハム、自然吸気最強のセブン『480ファイナル・エディション』を発売

2025年3月2日(日)12時25分 AUTOSPORT web

 ケータハムカーズ・ジャパンは2月28日、『SEVEN 480』の最終モデルとなる『セブン480ファイナル・エディション』の日本発売を発表した。同日より15台限定で販売が開始される。


 ケータハム・セブンは、1957年に誕生したロータス・セブンを源流に持つ、英国ライトウエイトスポーツカーを代表するモデルだ。1973年に現在のケータハム社が製造権を引き継いで以降、搭載するエンジンのバリエーションを時代に応じて変えつつも、セブンの基本構造、そして最大の特徴である『簡素かつ軽量』が生み出す唯一無二の走りを継承し続けている。


 今回発表されたファイナル・エディションは、ケータハム・セブンのなかでも、自然吸気エンジン仕様としては最強となる『セブン480』をベースにした特別仕様車。同車は2013年に発表されたモデルだが、すでに通常グレードの受注は締め切られており、このファイナル・エディションがセブン480を新車で購入できる最後の機会ともいえる。

ケータハム・セブン480 ファイナル・エディションに搭載されるフォード製デュラテック2.0L自然吸気エンジン


 わずか560kgというフォーミュラカー並みに軽量な車体には、228PS/20.9kgmを発生させるフォード製“デュラテック”2.0リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。パワーウエイトレシオは2.45kg/PSを叩き出し、0-100km/h加速は4.1秒、最高速は224km/hをマークする。トランスミッションはHゲートタイプの5速マニュアルを組み合わせた。


 当初はイギリスとEUのみでの販売予定だったが、日本にも15台限定で上陸することとなった“ファイナル・エディション”ならではの特別装備として、キーやシフトノブ、シート、メーターといった各部に最後の特別なモデルであることが一目でわかるロゴマークが与えられているほか、走りに直接関係するパーツではLSD、スポーツサスペンションパック、リヤアンチロールバー、ベンチレーテッドフロントブレーキ+4ポッドブレーキキャリバーといったアイテムが標準装備となっている。

ケータハム・セブン480 ファイナル・エディション ロゴ入り特別アイテム。上からシフトノブ、専用メーター、ダッシュボードにオーナメント(写真はセブン485)が備わる


 また、ファイナル・エディション専用カラーとしてゴールデンサフロン、ベルデエメス、ビオラペルシファエの3色を加えた全5色が選択可能になっているが、購入者の希望次第ではペイントコードを指定することで好みのボディカラーに仕立ててもらうことも可能だ。


 そのほかにも、有料オプションとしてビルシュタイン製レースサスペンション、レース用ロールケージ、ギアチェンジライト、アップレーティッドブレーキマスターシリンダーなど、走りやサーキット走行を考慮した純正オプションが多数用意されているなど、オーナーの好みや嗜好に合わせた『自分だけのセブン』が注文できるようになっている。


 レーシングカー顔負けのコーナリング性能と動力性能を公道で思う存分に楽しめる、『ケータハム・セブン480ファイナル・エディション』の価格は1367万3000円(税込)とされた。15台と非常に限られた台数のみの販売となるため、もしも「自然吸気最強のセブンに乗りたい!」と考えている人は、お早めに正規店へ問い合わせてはいかがだろうか。


・ケータハム公式サイト:https://www.caterham-cars.jp/

ケータハム・セブン480 ファイナル・エディション シート(※標準装備のスポーツヘックスブラックシートを搭載)
ケータハム・セブン480 ファイナル・エディション ノーズコーン。セブン620専用ノーズコーンが標準装備される
ケータハム・セブン480 ファイナル・エディション インテリア(写真は左ハンドル仕様)
ファイナル・エディション専用ロゴ(写真は欧州限定モデルのセブン485)


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