ヤマハ、ケータハムとの開発協業を発表。新型EVスポーツのパワートレイン主要部を開発供給
2024年10月2日(水)15時59分 AUTOSPORT web
10月2日、ヤマハ発動機はイギリスのケータハム社との開発協業を発表した。
ヤマハは新たに、現在ケータハムが株式会社東京アールアンドデー(東京R&D)とともに開発・製作を進めている新型EVスポーツモデルのプロトタイプ車両へ、EVのパワートレイン主要部に当たるeアクスルを独自に開発し、その試作品を供給する。
ヤマハは近年、EVコンセプトモデルの開発や、水素エンジンの基礎研究を目的とした技術研究組合HySE(ハイドロゲン・スモールモビリティ&エンジン・テクノロジー)に所属するなど、二酸化炭素排出量を削減するためのサステナビリティに注目した開発を進めてきた。
2025年からはABB FIAフォーミュラE世界選手権への参戦も予定しており、EV事業を加速させている。
今回ヤマハが協業を明らかにしたプロジェクトは、VTホールディングスの傘下にあるケータハムが量産・市販化に向けて開発を進めている新型EVスポーツクーペ・プロジェクトだ。
『プロジェクトV』と呼ばれるこのプログラムでは、『ライト・ウエイト、シンプル、ファン・トゥ・ドライブ』というケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐEVスポーツクーペの開発が進められている。
2023年7月にはイギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開、日本でも2024年1月に東京オートサロンでお披露目されている。
現在、ケータハムは東京R&Dとプロトタイプ車両の開発・製作を進めており、プロトタイプ車両の完成は2025年央頃の目標とされている。
このプロジェクトにおいて、ヤマハはEVのパワートレイン主要部に当たるeアクスルを独自に開発および供給する。
「車両の運動制御においても、ヤマハの技術・知見を提供し、“Caterham Powered by Yamaha Motor”を実現します」としている。
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