K-tunes Racingが2024年のスーパーGT参戦体制を発表。新たな気持ちで結果にこだわる一年に

2024年3月3日(日)21時7分 AUTOSPORT web

 3月3日、スーパーGT GT300クラスに参戦するK-tunes Racingは、岡山県倉敷市のGRガレージ倉敷で2024年の参戦体制発表会をを行った。すでに2024年1月にTOYOTA GAZOO Racingから発表されているとおり今季もレクサスRC F GT3とダンロップ、そして新田守男と高木真一のコンビで参戦することになるが、改めてチームの今季のコンセプト、目標が語られた。


 長年GT300クラスのトップチームとして活躍してきたK-tunes Racingは、2022年からGT300でも屈指の成績を誇るベテランコンビである新田守男と高木真一のコンビを復活させ、2024年は3年目となる。


 迎える2024年は、すでに2月に岡山国際サーキットで行われたGT3特別スポーツ走行に参加し、シーズン開幕に向けた準備をスタートさせたが、3月3日、ファンに向けてGRガレージ倉敷で発表会が行われ、新田と高木、そして今シーズンも指揮を執る影山正彦監督が登壇。意気込みを語った。


 K-tunes Racingは2024年に向け、「今シーズンは多様な文化を採り入れ、新しいムーブメントを起こすこと。昨年原点回帰により自分たちを振り返ったいま、新たにできることとは何か。思いがけない組み合わせから生まれるもの、自分たちに足りない要素を貪欲に採り入れ、できることはなんでもやる。ガンガンやる。挑戦することで、K-tunes Racingにとっての『NEW WAVE』を生み出すシーズンとする」をチームのコンセプトとした。


 またチームのキーカラーは、昨年同様ブラック、ホワイト、グレーとし、デザインコンセプトを『BASARA』とした。『BASARA』は漢字で“婆娑羅”で、南北朝時代の内乱期に流行したスタイルで、「派手な振る舞いや意気で華美な服装を好む美意識」だという。常識を打ち破り、新しい風を吹かせる“婆娑羅者”をイメージとし、このデザインコンセプトのもとチームはスーパーGTを戦っていく。


「昨シーズンは表彰台を目指してきましたが、一度も結果に繋がらない一年になってしまいました。トラブル等もありましたが、不完全燃焼となってしまったので、今年はそのあたりをしっかり改善し、常に優勝や表彰台を狙える位置を走れるようにしたいです」と2024年に向けた意気込みを語ったのは、影山正彦監督だ。


 また新田は「RC Fもしばらく優勝から遠ざかっていますが、ダンロップタイヤの開発についても希望が持てる状況になっているように思います。他のチームが体制が変わったりしていますが、我々はこれまで積み上げてきたものを活かして、レースフォーマットの変更にもしっかり対応して、いい結果を残したいです」と新シーズンに向けて目標を語った。


 そして今季も新田とコンビを組む高木は「K-tunes Racingで3年目になり、レクサスRC F GT3、ダンロップタイヤにも慣れはじめ、僕としても言い訳ができない3年目になると思うので、しっかり結果を残すように走っていきたいと思います」と結果にこだわる一年にしたいと語った。


「マシンもタイヤも、着実に良くなってはいると思うので、今シーズンは結果に結びつけたいです。まずは表彰台、次に優勝、そうした結果を積み重ねて、チャンピオン争いを展開するシーズンにしたいですね」


 また発表会では、チームを彩るWinGも紹介された。今季は長坂有紗さん、花乃衣美優さん、そして新メンバーで岡山出身の川田明日未さんの3人がチームとともに戦うことになる。


K-tunes Racing
2024年スーパーGT参戦体制


チームオーナー:末長一範(岡山トヨペット取締役社長)
チーム代表:石井貴之(岡山トヨペット モータースポーツ部)
チーム監督:影山正彦
ドライバー:新田守男(岡山トヨペット モータースポーツ部)/高木真一
WinG:長坂有紗/花乃衣美優/川田明日未
マシン:レクサスRC F GT3
カーナンバー:96
タイヤ:ダンロップ

2024 岡山GT3特別スポーツ走行 K-tunes RC F GT3


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