バレンシア、FWグエデスのゴラッソで国王杯決勝へ進出…ビルバオは3度目の正直ならず

2022年3月3日(木)14時9分 サッカーキング

ムニアイン(左)とC・ソレール(右) [写真]=Getty Images

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 コパ・デル・レイ(国王杯)準決勝セカンドレグが2日に行われ、バレンシアとアスレティック・ビルバオが対戦した。

 2018−19シーズンの国王杯王者バレンシアと今大会で“2強喰い(バルセロナとレアル・マドリード)”を成し遂げ、2大会連続の決勝進出を果たしているアスレティック・ビルバオ。2月10日に行われたファーストレグでは、U−21スペイン代表FWニコ・ウィリアムスらの欠場を余儀なくされたアスレティック・ビルバオが先制に成功したものの、バレンシアに追いつかれ、1−1で折り返した。

 バレンシアの本拠地“エスタディオ・デ・メスタージャ”で行われたセカンドレグは一進一退の攻防が繰り広げられた。

 最初にチャンスを迎えたのはバレンシア。12分にFWブライアン・ヒルが右サイドでドリブルを開始。独特なステップで相手DFを翻弄し、カットインした同選手が左足を振り抜くも枠を捉えられない。

 33分にはバレンシアにアクシデントが発生。同試合にケガを押して出場していた主将ホセ・ルイス・ガヤだったが、プレー続行不可能の判断が下り、DFトニ・ラトと交代を余儀なくされた。

 アスレティック・ビルバオは41分、中盤でボールを受けたMFイケル・ムニアインがドリブルで持ち運ぶと、糸を引くようなスルーパスを供給。ボールを受けたFWイニャキ・ウィリアムスは相手DFを剥がしてシュートを放ったものの、相手GKに防がれた。

 このままスコアレスで前半を折り返すかと思われた43分、バレンシアが先制に成功する。相手DFのクリアボールを拾ったFWゴンサロ・グエデスが、右足一閃。力強く放たれたボールはゴールネットに突き刺さり、バレンシアが1点リードで前半を折り返した。

 同点に追いつきたいアスレティック・ビルバオは61分、U−21スペイン代表FWオイアン・サンセトら3選手を投入。すると70分、右サイドでサンセトが起点となり、最後は左サイドのムニアインが狙いすましたシュートを放つが、惜しくも枠を捉えられない。

 アスレティック・ビルバオは後半アディショナルタイム、得意のセットプレーからDFユーリ・ベルチチェがシュートを放つも1点が遠い。

 一方のバレンシアも後半アディショナルタイムに、左サイドでボールを受けたMFユヌス・ムサがドリブルでペナルティエリア内へ侵入。同選手のマイナスの折り返しにMFカルロス・ソレールが飛び込むも、相手GKが体を張って防いだ。 

 試合はこのまま終了。バレンシアは2戦合計スコア2−1でアスレティック・ビルバオを下し、決勝へ進出。一方、2シーズン連続で同大会準優勝に終わり、3度目の正直に挑んだアスレティック・ビルバオだったが、またしても涙を飲む結果となった。

 一足先に決勝へ進出したバレンシアは、3日に行われるラージョ・バジェカーノとベティス(ファーストレグは1−2)の勝者と4月23日に王座を賭けて対戦する。

サッカーキング

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