「身体が何かを訴えている」2度のTJ手術を経た右腕が“激白” 大谷翔平が「以前のレベルに近づけるか興味がある」

2025年3月4日(火)5時30分 ココカラネクスト

2度のトミー・ジョン手術を受けた大谷は「投手復帰」で成功を収められるだろうか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が5月中の「投手復帰」を目指し、今季は二刀流復活のシーズンと期待されている。

 米メディア『Los Angeles Times』は「時速97マイル(156キロ)の速球と少なくとも6つの変化球とオフスピードの球を投げる30歳の右腕は、早ければ5月中に先発ローテーションに加わる見込みで、ドジャースは彼が2021年から2023年シーズンの調子を取り戻すと確信している」と記している。

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 だが、大谷は2度のトミー・ジョン手術を経験しており、道のりはそう簡単なものではない。

 同メディアは「アメリカ医師会によれば、初めてのトミー・ジョン手術は日常的な処置とみなされ、通常は効果的で、約90%の患者が試合で投げられるようになるが、2回目のトミー・ジョン手術を受けた患者の成功率はそれほど高くない」と伝えている。

 そして、2度のトミー・ジョン手術後、以前のパフォーマンスに戻ったことが知られている先発投手は、カブスの右腕ジェイムソン・タイヨンとレンジャーズの右腕ネイサン・イオバルディの2人だとしている。

 イオバルディは「(トミー・ジョン手術を)2度も受けるとなると、簡単ではない」と語っており、タイヨンも「2度目のトミー・ジョンを経験したことで、身体が何かを訴えているのは明らかだった」とし、投球フォームを見直し、肘への負担を軽減するために脚の突き出しを増やし、腕の軌道を短くしたという。

 今季、大谷の投球フォームに変化は生まれるのか。エンゼルス時代の大谷は走者の有無に関わらずセットポジションで投げていたが、今春のキャンプではノーワインドアップ投法を試している。変化を恐れず常に前を向き続ける姿勢は変わらない。

 タイヨンは、トミー・ジョン手術を2度受けた選手は、必要に応じて筋力強化やコンディショニング、腕のケアのプログラムを調整することが重要だと語ったといい、大谷について「彼がマウンドで以前のレベルに近づけるかどうか、とても興味がある」と述べ、「もちろん、彼のような選手なら間違いはない」と、“投手・大谷”の復活を信じて疑わないようだ。

 これまでも周囲を驚かせる活躍を続けてきた大谷。二刀流復活で今季は投手としてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、大きな注目点となる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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