ドジャース通算２１２勝左腕が１８日に今季初登板　左足親指手術などから復帰「誰かが引退しろって言うまでは」

日米メディアの取材に応じたドジャース・カーショー（撮影・村山みち通信員）

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◆米大リーグ　ドジャース—アスレチックス（１５日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　左足親指と左膝半月板の手術からの復帰を目指すドジャースのＣ・カーショー投手（３７）が１５日（日本時間１６日）、試合前取材に応じ、「再びこのチームの一員として貢献したいと思っているのでとても楽しみだ。昨年のリハビリ登板の最後の方では自分の足の具合よりも、いかにいい投球をして打者を抑えるかに意識が向いていたから、いい兆候だったと思う。今はけがをしているかどうかを気にしていた頃よりもはるかにいい状態だ」と明かした。

　カーショーは１７日（同１８日）の本拠地・エンゼルス戦がメジャー復帰戦となる予定。１１日（同１２日）には３Ａで先発し、１被弾を含む４回２安打２失点、２奪三振の内容だった。開幕からマイナーで調整していた通算２１２勝左腕は２Ａ、３Ａで５試合に登板し、計２１イニングを投げて６失点となっていた。

　チームでは左右の主戦投手のスネル、グラスノーが肩の炎症で離脱。新人ながら開幕からローテを守ってきた佐々木も右肩を痛めて負傷者リスト入りした。救援陣にも負担がかかり、先発陣は中５日の５人制ローテとなっている中、背番号２２の復帰は何より朗報だ。「正直に言えば、今回は感謝の気持ちが強い。競争することがどれほど恋しかったか、チームの一員として貢献することがどれほど自分にとって重要だったかを実感している。だから今はとても感謝している。マウンドに立っていいピッチングができなければ、その気持ちはすぐに消えてしまうだろうけど」と笑った。「一生引退しないのでは？」という質問には「誰かが引退しろって言うまでは」と話した。