何故、そこに投げた? 大谷翔平には「通用しない」 衝撃の2打席連発… 相手バッテリーのビビった甘い球を“見逃さない一撃”
2025年5月16日(金)23時45分 ABEMA TIMES

【MLB】ドジャース19-2アスレチックス(5月15日・日本時間5月16日)
5月15日(日本時間5月16日)に行われたロサンゼルス・ドジャース対アスレチックスの一戦で、ドジャース・大谷翔平が放った一発に、野球解説者の五十嵐亮太氏が言及した。
13-2、ドジャーズ大量11点のリードで迎えた4回裏・ドジャースの攻撃、1死一塁の場面で打席に立った1番・大谷は、やや勝負を避けている感のあるアスレチックス2番手ジェーソン・アレクサンダーに対し、カウント3-1とすると、勝負の5球目、真ん中やや外寄り、低めいっぱいのゾーンへと投じられた145km/hのシンカーをすくい上げるように力強く振り抜くと、打球はセンター方向に向って高々と舞い上がりながら伸びる特大の飛球に。これがそのまま勢いを落とすことなくセンター左へとそのまま飛び込み、ドジャースにさらなる追加点をもたらす今季第15号の2ランアーチとなったことから、ファンからは「なんやねんこの打球」「飛ばしすぎw」「もう歩かせるしかない」「手つけられんな…」「さすがにピッチャーに同情する」といった様々な反響が巻き起こることに。
真っ向勝負を避け、投げづらそうな様子の中でカウントを悪くし、結局は痛烈な一発を浴びたアレクサンダーと、甘い球とはいえ、それを見逃すことなく一振りで仕留めた大谷に、この日、ABEMAの中継で解説を担当していた五十嵐亮太氏は、「正直、これ言ったら申し訳ないんだけど、(アスレチックス捕手の)ランゲリアーズもね、配球っていうよりも、外中心に無難に抑えてくれみたいな感じなんですよね。大谷選手は、やっぱり無難な配球で抑えられるバッターじゃないので。インコース、速いのを見せながら、外をどう振らすか?っていう配球が大事な中で、点差も点差だし、ここでデッドボールを当てるわけにもいかないじゃないですか?なので外中心であったりとか、低めに丁寧に投げるしかできないんですよ。通用しないですよね」と、相手バッテリーの苦悩を察した上で、改めて“対・大谷ならではの難しさ”を踏まえつつコメントすることとなった。
この日2本目、しかも2打席連続の一発でありながらも、ワンサイドゲームの中での一発とあってか、どこかクールな表情で“デコルテポーズ”を披露しながら三塁を回り、ダイヤモンド一周を終えた大谷。しかしこれで今季も15本塁打。打撃の状態は急速に良化し、数字も上げてきているだけに、引き続き、その打棒に期待したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)