大谷翔平「１番ＤＨ」スタメン入り　３戦ぶり１７号なるか、ドジャース３連敗中もT・ヘルナンデスＩＬから復帰

◆米大リーグ　ドジャース—ダイヤモンドバックス（１９日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１９日（日本時間２０日午前１１時１０分開始予定）、本拠地・ダイヤモンドバックス戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。３試合ぶりの本塁打となる１７号に期待がかかる。左股関節を痛めて負傷者リスト（ＩＬ）に入っていたテオスカー・ヘルナンデス外野手（３２）が「５番・右翼」でスタメン復帰した。

　１６日（同１７日）の本拠地・エンゼルス戦までは今季初の３試合連続本塁打を放ち、１６発でＭＬＢ単独トップに立った大谷。１７日（同１８日）は６打数無安打に終わったが、１８日（同１９日）は、花巻東高の３学年先輩の菊池雄星投手（３３）から２安打を放つなど５打数３安打１打点で８試合ぶりに“猛打賞”をマークした。一方でチームは今季初の同一カード３連戦３連敗。この日からは勝率５割を超える強敵との戦いが９カード連続で続くとあって、前半戦の山場を迎えることになる。

　ダイヤモンドバックスの先発は、ブランドン・ファット投手（２６）。両リーグ最多タイの６勝（３敗）を挙げている右腕だ。大谷は通算９打数２安打１打点で本塁打はなし。８日（同９日）に敵地で対戦した際には中直、左飛、二ゴロの３打数無安打に抑え込まれた。いずれも投球の約２０％を占めるスイーパーとチェンジアップはともに今季の被打率が２割１分台とやっかいな球種だ。

　大谷は、前日終了時点で真美子夫人の長女出産に伴う「父親リスト」に入って欠場した２試合をのぞく４５試合に出場。１６本塁打（リーグ１位）、３０打点（同１４位タイ）、５７安打（同２位）、打率３割１分３厘（同５位）、ＯＰＳ１・０７３（同２位）をマークしている。５月はすでに月間９本塁打。月間１０発となれば５月では自身初となる。チームも３連敗中ながら２９勝１８敗で、地区２位のパドレスに１・０ゲーム差で首位を走っている。