大谷翔平がスライダー“解禁”「次のフェーズに入ってきた」とドジャース指揮官 春季キャンプ以来

2025年5月21日(水)8時34分 スポーツニッポン

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦の試合前練習でキャッチボールを行い、スライダーを“解禁”した。

 大谷はキャッチボールの最後、トレーナーらが見守る中、捕手が立ったままの状態ながら投本間でセットポジションで約10分投じた。通常ならそれで終わりだが、その後、スライダー4球、カーブ4球、スライダー2球、カーブ5球、スライダー1球と交互に変化球を約10分間、投じた。終了後にトレーナーが「すべて投げた」と説明した。

 23年9月の右肘手術後、慎重にリハビリを進めており、春季キャンプのキャッチボールではスライダーを投じていたが、ここまでブルペンでの投球練習では投げていなかった。

 17日(同18日)も術後、最多となる50球を投じたが球種はフォーシーム、ツーシーム、カットボール、スプリットの4球種だった。翌18日にアンドルー・フリードマン編成本部長がスライダーについて「医療サイドの許可を得て練習に加え、彼の球種構成の一部として徐々に耐性をつけていく」と語っていた。

 今回はブルペンではなく、キャッチボール途中の捕手が立ったままの段階ではあるものの久しぶりにスライダーを“解禁”した。

 デーブ・ロバーツ監督も「(順調に)進んでいます。まだブルペンでスライダーを投げる段階ではありませんが、平地でのスローイングは行っています。これは確実に前進です」と安堵の表情を見せた。

 そして「次は“アップダウン”を土曜日にやる予定です」と実戦を想定し、インニング間に座ったり立ったりを繰り返す投球練習を行うとし「変化球も投げる予定で、これは彼の調整が次のフェーズに入ってきたことを意味します。以前は20球でしたが、今回は25球に増やしています。ボリュームも増えてきました」と次回のブルペンでの投球練習でもスライダーなど変化球を解禁するとした。

 球団首脳は当初の5月下旬〜6月上旬での投手復帰プランを軌道修正。オールスター戦以降の後半戦にローテーション入りを見込んでいる。

スポーツニッポン

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