またもバレンシア戦でヴィニシウスに人種差別行為か…子供が猿呼ばわりする動画がSNSに流出

2024年3月4日(月)11時44分 サッカーキング

バレンシア戦で2ゴールをマークしたヴィニシウス [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対し、バレンシア戦でまたも人種差別行為が行われたようだ。3日、ブラジルメディア『ESPN Brasil』が伝えている。

 ラ・リーガ第27節が2日に行われ、レアル・マドリードは敵地でバレンシアと対戦した。試合は、27分と30分に続けてバレンシアにゴールを許したものの、前半アディショナルタイムにヴィニシウス・ジュニオールが1点を返して反撃開始。76分にもヴィニシウスがヘディングで同点弾を決めて逆転に迫るが、2−2のままゲーム終了のホイッスルを迎えた。

 昨年5月に行われたバレンシア戦で、敵地『メスタージャ』に駆けつけた一部のサポーターから人種差別行為を受けたヴィニシウス。母国であるブラジルの大統領やブラジルサッカー連盟(CBF)が非難の意思を表明するなど大問題に発展し、今回はその騒動以降初の『メスタージャ』での試合となった。

 しかし、再発防止が求められた今節だったが、試合中にバレンシアサポーターと思われる子供がヴィニシウスを猿呼ばわりしたとされる動画がSNSに流出。母親とみられる女性が撮影者のカメラを払い除け、口論に発展する様子が収められていた。同メディアの取材に応じた動画撮影者の女性は、「試合が始まったときから、私が到着したときから、ヴィニを猿呼ばわりして侮辱している人たちを目撃した」と発言。「一番気になったのは、私の2つ隣の席の子供が、ずっと彼を猿呼ばわりしていたことだ」と撮影時の様子を振り返っている。

 また、「私はその子供とその母親に、『あなたたちのやっていることは正しくない。人種差別だ』とまで言った」と説明。続けて、「彼らにとってはよくあることで、普通のことなんだ。彼らはただ、彼を動物と呼んだだけ」と述べつつ、「私は『ヴィニは動物ではない。猿とは呼べない』と言った。彼らはずっと彼を侮辱し続けた」と強い怒りを示した。

 なお、この動画は同メディアによってラ・リーガ側に転送され、代表者は新たな調査を開始すると約束した模様。今後の動向に注目が集まっている。

【動画】バレンシアvsレアル・マドリードのハイライトはこちら!

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