劇的決勝弾につながった遠藤航の”渾身プレス”に地元メディアが脚光!「エンドウの貢献が無ければ勝利はなかった」

2024年3月5日(火)11時30分 ココカラネクスト

日増しに存在感を高める遠藤。もはや欠かせない選手だ(C)Getty Images

 プレミアリーグで現在首位に位置するリバプールは、現地時間3月2日(日本時間3日)に行われたリーグ第27節のノッティンガム・フォレスト戦でも劇的勝利を飾った。0-0のまま迎えた後半アディショナルタイム、ダルウィン・ヌニェスがヘディングシュートを決め、これが決勝点となり、敵地の戦いで見事に勝ち点3を手にしている。

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 17位に沈むノッティンガム・フォレストを攻めあぐねながらも、最後に相手ゴールをこじ開けたリバプール。この試合の主役はもちろん、最終盤で得点を決めたヌニェスだったことは間違いない。だが、勝利を呼び込んだもう1人の立役者として、遠藤航のプレーを高く評価する現地メディアの反応も伝えられている。

 リバプール専門サイト『Rousing The Kop』が現地時間3月3日(同4日)、この試合の決勝点が決まるまでの一連のプレーを振り返る特集記事を配信した。その中では遠藤を「重要な役割を果たした31歳」と評しており、勝利への貢献度を称える内容が綴られている。

 リバプールは決勝ゴールの直前、敵陣でのコーナーキックからのこぼれ球が相手プレーヤーに渡りかけるも、遠藤が猛然とプレッシャーをかけたことにより、再びボールを奪い返している。これを拾ったアレクシス・マクアリスターがゴール前へ放り込み、ヌニェスが頭で押し込み得点が生まれた。

 同メディアは「当然ながら、昨日のリバプールではダルウィン・ヌニェスが注目を集めた」と記しており、さらにラストパスを送ったマクアリスターにも「このアルゼンチン人FWは、リバプールでまた素晴らしいパフォーマンスを見せた。ヌニェスへのアシストは、彼のクオリティの高さを改めて思い知らせた」と評価。

 その上で「しかし、ほとんど注目されることのなかったワタル・エンドウの貢献が無ければこの勝利はあり得なかった」と主張し、日本人MFのプレーを回想。混戦からノッティンガム・フォレストのタイウォ・アウォニーにボールが渡った場面について、「エンドウがボールを彼のコントロールから弾き出した。ボールは最終的にマクアリスターに転がり、彼がヌニェスをゴールに導いた」と振り返っている。

 同メディアは「エンドウの小さな貢献だったが、非常に重要なものだった。アウォニーからボールを奪ったエンドウのアタックがなければ、リバプールが再びボールを支配することはなかっただろう。しかし、そのような重要な貢献にもかかわらず、誰もそのことに気づいていないように感じた」と論じている。

 また、遠藤のアグレッシブさを称えながら、「彼が“デュエル・キング”と呼ばれるのには理由がある。そして、ノッティンガム・フォレスト戦でもそれを証明した」と指摘。さらに「この日本代表はなんという選手なのだろう」と絶賛し、トピックを締め括っている。

 この試合でも、遠藤の最大の特徴でもあるボール奪取の技術が勝利に結びつくこととなった。チームはここから、ヨーロッパリーグ16強やマンチェスター・Cとのゲームを迎える。負けられない戦いが続く中、激しく身体を張る背番号3のプレーがチームの大きな支えとなるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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