川崎F、後半のOGに泣きACLEラウンド16で先勝許す…逆転目指す2ndレグは12日に開催
2025年3月5日(水)23時1分 サッカーキング
川崎Fは敵地で上海申花に敗北 [写真]=Getty Images
アジアナンバーワンクラブを決めるACLEもいよいよ決勝トーナメントに突入。リーグステージを6勝2敗で終えた川崎Fは、山東泰山(中国)の棄権により「3」ポイントがマイナスされたものの、横浜F・マリノスに次ぐ2位でラウンド16進出を決めた。長谷部茂利監督が就任した今シーズンは公式戦6試合で4勝1分1敗と好調を維持しているが、直近の京都サンガF.C.戦は完封負け。ベスト8進出へのアドバンテージを掴むとともに、再び波に乗りたいところだ。
川崎Fと上海申花はリーグステージでも対戦。その時は敵地に乗り込んだ川崎Fが開始早々の5分に退場者を出し、その後2点を奪われ敗れた。リベンジを期す一戦に向けて、マルシーニョや脇坂泰斗、山田新らがスタメンに名を連ねている。
序盤はホームの声援を受ける上海申花がボールを握り、川崎Fはやや受け身の展開を強いられる。それでも15分過ぎにかけては徐々にボールを保持する時間を増やし、サイド攻撃を起点に度々敵陣ゴールに迫る。33分には山田の猛烈なプレスを起点に前線でボールを奪うと、マルシーニョ、河原創、伊藤達哉と繋いで最後は混戦から脇坂がネットを揺らしたが、ARによる確認の結果オフサイドがあったとして得点は認められなかった。
42分、右サイドでの細かいパス交換からボックス内へ侵入した河原がファーサイドに折り返し、これにマルシーニョが飛び込んだが、相手GKの対応もあり決定機を生かすことができず。その後は上海申花に何度かチャンスを作られたが、GK山口瑠伊の好セーブもあり、前半をスコアレスで折り返した。
後半の立ち上がりは拮抗した展開に。後半開始と同時に家長昭博、59分に佐々木旭を投入した川崎Fは、サイドバックが高い位置を取る形で何度か良いシーンを作るも、決定機を作り出すことはできず。63分にはテイシェイラのサイドチェンジを起点にチャンスを作られ、リウ・チェンユーに至近距離からヘディングシュートを放たれたが、わずかに枠の右に外れて事なきを得た。
迎えた76分、川崎Fは敵陣でのボールロストから上海申花の速攻を受ける。左サイドからカットインしたテイシェイラのシュートはブロックしたものの、ボックス内のこぼれ球をウィルソン・マナファに拾われ、最後はシュートが高井幸大に当たってゴールに吸い込まれた。ビハインドを負った川崎Fはエリソン、瀬川祐輔、大関友翔を投入して状況の打開を図るが、最後まで同点ゴールを奪うことはできず。試合はこのまま1−0で終了した。
セカンドレグは川崎Fの本拠地『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』で12日に開催される。
【スコア】
上海申花 1−0 川崎フロンターレ
【得点者】
1−0 76分 高井幸大(オウンゴール/上海申花)